昌子源がW杯初戦で貫いた信念 誰よりも「何が何でも守りきる」

昌子源がW杯初戦で貫いた信念。誰よりも「何が何でも守りきる」。

「危険なところに昌子がいる」――。

 ロシアW杯、日本にとっての初戦・コロンビア戦は昌子源にとって記念すべきW杯デビュー戦となった。

 いきなり初戦スタメンという重圧の中で彼が見せたのは、ピッチ全体を見渡し、日本にとって危険なところを鋭い身体の寄せで潰す技術。さらに、コンビを組んだ吉田麻也がより前で積極的に潰せるように、的確なカバーリングで守備ラインを巧みにコントロールする術だ。その姿はまさに“DFリーダー”そのものだった。

 この躍動ぶりは直前まで多くの人が予想していなかった。それもそのはずで、当初CBのレギュラーは吉田と槙野智章と見なされていたからだ。

 昌子はアギーレ元監督が就任してから代表に選ばれたが、あくまでCBとしての控えだった。ハリルホジッチ監督に代わってからも立ち位置は変わらず、西野朗監督が就任してからもW杯最終メンバー入りはしたが、序列に変化はなかった。

吉田とのCBコンビで見せた安定感。

 しかしW杯直前の最終調整試合となったパラグアイ戦で、序列は大きく変わった。

 国内壮行試合となったガーナ戦、そしてスイス戦はベンチだったが、この2試合で攻守において閉塞感が漂ったチームは2連敗。メンバーを大幅に入れ替えて臨んだパラグアイ戦で昌子はスタメン出場を果たすと存在感を発揮した。

 攻撃面でもボールを持ち出して効果的な縦パスを幾度も打ち込み、51分には乾貴士の同点ゴールの起点ともなったのだ。

 結果は4-2で西野ジャパンの初勝利。この活躍で一気にW杯スタメン候補となった。

 そして迎えた6月19日のコロンビア戦で、昌子は吉田とCBコンビを組み、スタメンに名を連ねた。

 立ち上がり早々にコロンビアMFのカルロス・サンチェスが一発退場し、PKを得ると、これを香川真司がきっちりと決めてリードを奪った。ただその後の日本は数的優位に立ちながら、ファルカオ、クアドラドらタレントを有するコロンビア攻撃陣に押し込まれるシーンが多かった。

大迫の得点後、昌子はセンターサークルに。

 その中で昌子はパラグアイ戦同様にDFリーダーとしての才を存分に発揮した。常にカウンターを警戒し、縦パスが入ると鋭いダッシュで身体を寄せて断ち切る。彼のバランス感覚と高いボール奪取能力に日本は何度も救われた。

 そして、一番のハイライトは73分、本田圭佑の左CKから大迫勇也の決勝ゴールが決まった直後だ。日本ベンチに向かって一直線に走り出す大迫を他の選手達も追いかけるように走り、ベンチまで歓喜の輪が広がった時のことだ。

 そこに、昌子の姿はなかった。

 昌子は歓喜の輪には加わらず、センターサークルの中に立っていた。同点に追いつきたいコロンビアの急いでキックオフをしたい気持ちを抑え込むかのように、仁王立ちしていた。

 その気迫はテレビの画面越しでも十分に伝わったはずだ。

 パラグアイ戦、そして2-1の歴史的勝利を飾ったコロンビア戦で彼が示したものは、これまで貫き通して来たCBとしての強烈な信念だった。

「点が入った」という事実だけで十分。

 昨年、昌子の取材に行き、彼と「センターバック論」について激しく意見を戦わせた時のことだった。

「CBがやるべき一番大事なことは“失点をしないこと”なんです。そのために僕らが存在する。だからこそ、常に失点の危険性がある場所に気を配り続けないといけないんです」

 こう力強く言い切る彼に「攻撃時も常にリスクマネジメントはしないといけないし、それがDFの役目。どう対応しているのか?」と率直な質問をぶつけてみた。すると彼は迷わずこう口を開いた。

「極論を言うと、僕らはFWがどんな形でシュートを決めたかとか、誰が決めたかとかは関係ないんです。『点が入った』。その事実だけで十分。

 例えば右サイドを突破したとします。それまでの流れは見ていますが、その右サイドの選手がクロスを上げた瞬間に僕はすぐ“クリアされた時、どこにボールが渡ったら危険か”、“相手の選手はどこにいるか”、“守備陣形は整っているか”といったことを考えているんです。

 もしそこで味方のシュートをじっくりと見てしまうとする。そこで相手に弾かれたり、GKがキャッチしてカウンターを食らってしまえば、対処できなくなってしまう。それが一番の問題になります。自分はリスクマネジメントをして、結果として点が入っていたらそれでOKなんです」

“何が何でも守りきる”という気持ち。

 味方がチャンスを迎えれば迎えるほど、研ぎ澄まされる守備への集中力。それはまさに“チャンスの後にピンチあり”を常に意識に刻みこんだ上でのリスクマネジメントに反映されていた。

 だからこそ彼は相手のカウンターを受けても迷いなく相手を潰せるし、スペースを埋める動きで防波堤となれる。コロンビア戦での一連のプレーはまさにそれをきっちりと体現していた。

「俺はあまり代表とは縁がなかった人間。だからこそ、よりチームのためにプレーをしないといけないんです。俺はそこまで器用じゃない。でも、“何が何でも守りきる”という気持ちは人一倍強いと思う」

U-19代表合宿で味わった悔しさを胸に。

 彼にとって初の代表は、高校卒業した後の2010年3月、U-19日本代表の兵庫合宿だった。この時、彼は希望よりも不安に満ちていた。

「最初、城市(徳之)監督(現・米子北高校サッカー部総監督)から選ばれたという話を聞いた時、“え、俺? 嘘でしょ!?”と思いました。“何で俺なんかが……”って。正直、場違いなんじゃないかなと。みんな自分より絶対に上手い。多分、俺が一番下手だと思う。対等にできるかどうか……」

 この不安はプレーに出てしまい、この合宿の間に行われた練習試合では消極的なプレーに終始。その後、この世代の代表に呼ばれることは一度もなかった。

「悔しい、何も出来なかった」

 こう唇を噛んだ彼だが、この経験が彼を大きく変えた。プロ1年目の秋に再び会ったとき、代表への想いはこう変化していた。

「あの時の自分は物凄く情けなかったと思っています。最初は『僕なんかが代表なんて……』と思っていましたが、実際に参加をして落選してみて、“もう一度入りたい”という気持ちが強烈に芽生えたんです。もう一度入るためには、足りないものは多いけど、ヘッドやキック、1対1、そして何より闘う気持ちといった長所をもっと磨かないといけないと思ったんです」

CBは気を抜いちゃいけないんです。

 そこから彼の言動はさらに変化した。

 メキメキと頭角を現し、鹿島でレギュラーを掴むと、「俺の成長がチームの鍵を握っていると常に思っている。俺がDFラインをまとめていかないと『常勝・鹿島』は復活しない。それくらいの気持ちでやっている」と、弱気を微塵も感じさせなくなった。

「CBは気を抜いちゃいけないんです。90分間、声を出し続け、周りに目を配り、身体を張り続けないといけないんです。どんなときも相手のチャンスの芽を潰す、ゴールを決めさせないことを最優先に考えないといけないんです」

 彼のCBとしての強烈な信念の奥にある“チャンスの後にピンチあり”。決勝トーナメント進出の可能性をかけて戦うセネガル戦でも我々はこう思うだろう。

「危険なところに昌子がいる」と――。

text by 安藤隆人 Takahito Ando photograph by Asami Enomoto/JMPA

2018/06/21 17:30
http://number.bunshun.jp/articles/-/831142

 

4 :2018/06/21(木) 18:40:12.06

MTGの決め事は守れない模様

 

5 :2018/06/21(木) 18:40:31.81

いいCBコンビだった
前半2つファルカオに合わせられた以外はバランス良かった

 

16 :2018/06/21(木) 18:46:47.92

マジで良かった
バックライン4人は安心できる面子になった

 

25 :2018/06/21(木) 18:52:29.73

川島「絶対に飛ぶなよ?」
昌子「はい」

ハイジャンプ

 

30 :2018/06/21(木) 18:55:14.19

壁もまともに出来ない人がなにか言ってる

 

34 :2018/06/21(木) 18:58:13.50

結婚してから海外移籍はあまり意識しなくなったって岩政との対談で語ってたね
なら中澤みたいな安定感あって怪我しない鉄人目指してほしいな

 

39 :2018/06/21(木) 19:06:06.75

槙野じゃなくて本当に良かった
手癖悪いDFは南米相手なんて怖すぎる

 

41 :2018/06/21(木) 19:07:23.91

フースコだとゴールした香川より点数いいもんね
それだけ効いてたってことだね

 

42 :2018/06/21(木) 19:10:09.77

確かにDFラインがすごい集中してて安定感あった
疲れも出てくるだろうけどあのクオリティを維持して欲しいわ

 

47 :2018/06/21(木) 19:14:16.36

W杯直前でレギュラー入りはフランスW杯時の秋田と同じ
味方が戻るまでセンターサークルはチームでは基本(本山とかもやった)
(その昔特点を喜んでいるうちにリスタートされちゃったチームがある)
頑張れ!源!!

 

81 :2018/06/21(木) 20:31:39.11

>>47
その昔、浦和対鹿島の試合だったな…
浦和が喜んでセンターサークルに誰も置かずその隙に鹿島が得点したことが

 

87 :2018/06/21(木) 21:42:09.81

>>47
秋田は予選終盤に小村から完全にポジションとってたろ
イラン戦もダエイとバチバチやってた

 

48 :2018/06/21(木) 19:14:22.00

DFは心配していない
GKなんとかしろ

 

50 :2018/06/21(木) 19:24:49.26

しかし前回のブラジルW杯メンバーばかりかとがっかりしてたが
原口と柴崎と昌子が入っただけで少しはフレッシュになったねえ

 

65 :2018/06/21(木) 19:53:48.93

槙野より全然安定してたわ。
この布陣は西野を褒めたい。

 

67 :2018/06/21(木) 20:04:00.99

だったら韓国に4失点やらかすなw

 

68 :2018/06/21(木) 20:04:53.06

>>1
デュエルまさこ

4バックのデュエル勝率
長友が15戦11勝で73%
昌子が11戦8勝で73%
酒井が16戦8勝で50%
吉田が13戦5勝で39%。

【サッカー】<“サランスクの奇跡”>ハリル前監督の“遺産”デュエルが引き寄せた…長友、昌子、柴崎が右サイド完封
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1529527121/

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1529573952/