釜本邦茂77歳に “日本史上最高ストライカー”に「釜本2世と言える選手はいましたか?」と聞いてみたら……

 21世紀に現役時代を過ごしていたら、ヨーロッパでプレーしていただろう。それだけではなく、5大リーグで得点王を争っていたかもしれない。4月15日に77歳の誕生日を迎えた釜本邦茂は、間違いなく日本サッカー史上最高のストライカーだ。

1試合平均で「0.805点」 ケタ違いの得点率

 1968年のメキシコ五輪でアジア人初の得点王を射止め、銅メダル獲得の立役者となった。日本サッカーリーグ(JSL)では、得点王に7度も輝いている。

 JSLでの得点率はケタ違いである。251試合出場で202ゴールを決めた。1試合平均で0.805点になる。

 4月13日時点でJ1リーグ最多得点の大久保嘉人(セレッソ大阪)は0.416、同2位の佐藤寿人は0.399、同3位の興梠慎三(浦和レッズ)は0.355である。中山雅史は0.442、カズこと三浦知良(横浜FC)は0.426で、小林悠(川崎フロンターレ)は0.419だ。釜本の得点率が、驚異的だったことがうかがえる。

 日本代表の国際Aマッチでは、76試合出場で歴代1位の75ゴールをマークした。格下相手に得点を稼いだ試合もあるが、PKによる得点はひとつもない。通算55点で歴代2位のカズが、PKで9点を上積みしているのとは対照的だ。

 さらに言えば、釜本が代表で稼働した60年代から70年代は、クラブチーム相手の試合が多かった。現在のように日本代表の活動が国際Aマッチで統一されていれば、通算得点は100を超えていただろう。
「点取るポジションの人は余計なことをせんでええ」

 かくも圧倒的な数字を残してきたのだ。釜本の言葉には説得力がある。ストライカー論では、本質にズバリと切り込む。

「相手の攻撃になった局面で、こっちに強烈なFWがいたら、守備側はひとりじゃなくてふたり残すでしょ。ふたり残すことができるなら、そのFWは守備に戻らなくてもいい。相手の圧力になっているんだから。いまのFWは守備のスライディングもよくするけど、僕なんてしたこともない。これは僕らの時代の古い考え方かもわからんけど、点取るポジションの人は余計なことをせんでええ。そのかわり、点取らなあかん。チームのために守備をする力の何割かを、得点を取ることに向けてええんちゃうの、と思うね」

 自分が取るというメンタリティは、FWなら誰もが持っているはずである。「それはそうやろ」と釜本も頷くが、「問題はその気持ちが弱いのや」と続ける。

「FWは痛がっちゃいけない。蹴とばされても平気な顔をしないとあかんのですよ。そりゃ痛いですよ。でも、DFに痛い顔を見せたらあかん。僕はね、自分をマークする選手には、『いつまでも後ろからガツガツやっとったら、俺が後ろに回ったら絶対にやっつけるからな』と言っていた。それぐらいの気持ちでやらないと、ゴール前では戦えないですよ」

公式記録をもらうと、すぐ「シュート数」を見る

 93年のJリーグ開幕は、ガンバ大阪の監督として迎えた。試合後に公式記録を手渡された釜本は、必ずシュート数をチェックした。FWの選手がシュートを打っていないと、「これじゃ勝てん」と渋い表情を浮かべたものだった。

「いまどきのFWの選手は、失敗すると周りから何か言われるとか、そういう気持ちがあるんじゃないの? でも、失敗とかそんなの関係ないよね。1試合で1本もシュートを打たないより、ミスしても打ったほうがいい。DFはひとつミスしたら終わりやから、慎重にやらないとあかんけど、FWはクヨクヨしてもしょうがない。次はGKに取られないとこに蹴ろうって、トライすればええだけ。ただ、そのトライを何回するか。5本も6本もシュートを打っても入らんかったら、今日は運がないなって思ってパスを出せばええ。シュートを打ちかけてパッとパスを出せばええ。点取り屋のイメージを出しておけば、ラストパスも楽に出せる。アイツはシュートを打つって思わせれば、DFは寄ってくるでしょ」

 ストライカーの血が濃い釜本だが、実はJSLのアシスト王を3度獲得している。通算アシストもリーグ最多だ。シュートを打つことで守備側の注意を惹きつけ、味方にチャンスを提供していたのである。
「サッカーは動いているんだもん」

「もっと簡単に考えないと。難しく考えても点は取れない。アメリカンフットボールみたいに毎回止まった状態から始められるんなら、考えてやったらええけど、サッカーは動いているんだもん。組み立てをどうするか、最後の突破をどうするか、そこだけを簡単に考えていく。そういうもんでしょ」

 釜本が言う「最後の突破」とは、アタッキングサードやファイナルサードと呼ばれるゾーンを指す。「そこで何をするかや」と、釜本は疑問を投げかけるように話した。

「突破のエリアでまだ、つなぎをやってる選手が多いよね。ゴールまで30メートルのところは、ひとり外したらもうシュートなんよ。そういう意識がない。30メートルからなら、誰でも狙えると思う。練習すれば狙えるようになる。現役時代の僕は『アイツは練習してない』って言われたもんだけど、人前でしなかっただけ。仕事をしながらサッカーをしていたアマチュアの僕らでさえ、個人で練習する時間を作っていた。プロのJリーガーにできないわけはないでしょ。とにかく最後のエリアに入ったら、最後までやり切らないと。それはFWだけでなく、MFもそう。メッシは2人いようが3人いようが前へいく。だから点が取れる。ひとつのプレーが次につながる」

 アタッキングサードでの慎重なつなぎは、「ボールを大切にする」という意識の表われとしてもとらえられる。釜本はちょっと不思議そうな表情で言う。

「それなら、ボールを持って帰ればええ」

 ここで紹介した釜本の言葉は、09年3月の取材で聞いたものだ。10年以上が経ってもなお、日本サッカーに当てはまるところがあるだろう。

「釜本2世と言える選手はいましたか?」と聞くと……

 取材ではこんな質問もした。

 釜本2世と呼ばれた選手はこれまでにたくさんいたが、自身が後継者だと思える選手はいたか──。

 釜本は笑いながら、迷いを感じさせずに答えた。

「いないね」

 これもまた、21年現在の日本サッカーに当てはまる現実だ。釜本邦茂というフットボーラーは、それぐらいズバ抜けていたのである。

(「サッカー日本代表PRESS」戸塚啓 = 文)

Number Web 4/15(木) 11:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d476cad25120039cc2fc90b94915da229557cec

77回目の誕生日を迎えた釜本邦茂 photograph by Getty Images
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d476cad25120039cc2fc90b94915da229557cec/images/000




 

5 :2021/04/15(木) 13:08:13.03

日本のペレ

 

11 :2021/04/15(木) 13:09:44.09

純粋なストライカーて居ないな確かに
今はみんな器用だけど

 

13 :2021/04/15(木) 13:10:15.84

戦術は時代で変わるけど「打たなきゃ点取れん」はいつの時代も変わらぬ真理だもんな

 

14 :2021/04/15(木) 13:10:34.28

マジでFWは打ちまくって欲しい
コパアメリカの上田はそういう意味で良かった

 

35 :2021/04/15(木) 13:17:20.66

>>14
Jリーグでも外国人の得点王とかと日本の普通のFWとシュート成功率比較したら大して違いなくて外国人はとにかくシュート打ちまくるから点取れてるみたいな統計もあったな

 



21 :2021/04/15(木) 13:13:47.68

考え方がフォワード向きだよな
いい意味で日本人らしくない

 

24 :2021/04/15(木) 13:14:13.50

言ってる事は正論だよな。
ごちゃごちゃ考えずに、相手との一対一の勝負。ダメなら交わしてパスしちゃえって。

 

25 :2021/04/15(木) 13:14:22.07

YouTube でプレー集みたけどほんとにすごい。
シンプルに点を取る事に特化している。

 

33 :2021/04/15(木) 13:15:56.79

柳沢がこの位の独善的な思考でいてくれたらなあと
未だに残念に思ってしまうw

 

39 :2021/04/15(木) 13:18:41.87

サンフレの外国人みたいなのがおればなぁ
あいつの点のとり方はおかしい。帰化してほしいと思ったよ

 

40 :2021/04/15(木) 13:19:22.70

国際Aマッチ以外の試合での得点カウントして75ゴールなんでしょ?
正式にカウントしたらカズと並ぶって聞いたぞ

 

50 :2021/04/15(木) 13:22:03.26

日本代表ゴールランキング

*1 釜本邦茂 75
*2 三浦知良 55
*3 岡崎慎司 50
*4 原博実 37
*4 本田圭佑 37
*6 香川真司 31
*7 高木琢也 27
*8 木村和司 26
*9 中村俊輔 24
10 高原直泰 23

 

55 :2021/04/15(木) 13:24:14.21

今で言うと誰レベルなんだ?

 

66 :2021/04/15(木) 13:27:44.06

>>55
似てるのはクリスティアーノ・ロナウド
難しいことはなにもしようとしない
最短でシュートを狙うゴールマシン
ボールタッチもトン、トン、シュート
このシンプルな基本で差をつけてる
フィジカルと基礎テクニックの高さで勝負するストライカー

 

73 :2021/04/15(木) 13:29:34.20

>>55
本田圭佑をさらにデカくゴツくしてシュート上手くさせた感じ

 

71 :2021/04/15(木) 13:29:03.52

いやまぁ釜本に言われたらどんなに理論的に筋道通った反論しても弱くなる
てか釜本はフィジカルに恵まれてた

 

83 :2021/04/15(木) 13:32:46.03

釜本は確かに凄い選手だったと思うし、FWのポジション限定で考えるなら日本人最高だったかもしれない。
でも、現代サッカーであのやり方が通じるかどうかは疑問だな。

 

96 :2021/04/15(木) 13:35:08.34

「絶対やっつけるからな」
ってかなり表現を柔らかくしてるだろ

 

100 :2021/04/15(木) 13:36:55.31

「点取るポジションの人は余計なことをせんでええ」

ロマーリオとかもそうだけど点取れるならそれでいいよ
点を取れるならね
凡人は守備免除されてもそんなに点取れません

 

103 :2021/04/15(木) 13:37:38.92

釜本はこの形に持っていけばシュートを打てる
というパターンを反復して習得して
それで、この形に持っていげばゴールが決まるにまで、持っていった
そのパターンで簡単にゴール量産してた
それが有名な右45度のシュート

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1618459458/

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