J2落ちが“危ぶまれる”のはどこだ? 来季は「4チームが自動降格」に…〈dot.〉

 先日、無事に幕を閉じたJリーグだが、今季はコロナ禍による多くの特別ルールが設けられ、その中の一つが「降格なし」だった。だが、この救済処置的ルールは来季、「4チームが自動降格」という冷酷無残な形となって跳ね返ってくる。必然的に、来季のJ1残留争いは過去に例を見ない激しさと厳しいさが、予想される。

 今季、通常ならばJ2降格となっていたのが、最下位(勝点27:6勝9分19敗)の湘南と、17位(勝点28:6勝10分18敗)だった仙台の2チームだ。湘南は曹貴裁監督の下でアグレッシブな“湘南スタイル”を確立させたが、2019年途中に曹監督がパワハラ問題で退任してから一気に勢いを失った感がある。

 多くの新戦力を加えた今季も開幕5試合白星なし(1分4敗)の後に2度の6連敗を喫して下位に低迷。19敗中14試合が1点差負けと勝負弱さも目立った。来季へ向けて日本での実績のあるFWウェリントンの獲得を発表したが、将来を嘱望されるMF齊藤未月の海外移籍が決まり、レギュラーとして活躍した松田天馬もJ2京都へ移籍。結果の出ていない浮嶋敏監督の続投が発表された現状からの急浮上を望むのは、難しい。

 17位の仙台も前途多難だ。今季の得失点差は、湘南の-19(29得点48失点)よりも悪いリーグワーストの-25(36得点61失点)。8月15日の清水戦から11月8日の鳥栖戦まで17試合白星なしという長いトンネルを味わった後、ケガ人が復帰した終盤11月下旬からの5試合で3勝1分け1敗の好成績を残したが、最終節を前に就任1年目だった木山隆之監督の退任が発表された。社長以下、経営陣も刷新され、再び一からチームを作り直すことになるが、期待よりも不安の方が大きいと言わざるを得ない。戦力補強もさることながら、まずはクラブとしての団結力を取り戻すことができなければ、2010年シーズンから守ってきたJ1の舞台から去ることになるだろう。

 その他、今季16位(勝点28:7勝7分20敗)の清水、同15位(勝点33:9勝6分19敗)の横浜FCの2チームに、J2からの昇格組となる徳島、福岡も降格候補になるが、この中では清水が今季最終節で2位・G大阪に2対0の完封勝利を収めたように潜在的な戦力値は高い。来季の新監督として東京V、C大阪でも手腕を発揮した知将ロティーナ監督の就任が決定的で、今季リーグ最多の70失点の守備陣を立て直すことができれば、上位進出も可能になるだろう。

 コロナ禍でさらなる経営悪化が伝えられた中で今季13位(勝点36:7勝15分12敗)に終わった鳥栖も厳しい戦いが予想されるが、今季は金明輝監督の下でカウンターサッカーからの脱却に成功済み。優れた育成組織とそれを積極活用する現在の流れを考えると、例え中盤の要であるMF原川力が他クラブに移籍したとしても、しぶとく生き残る可能性は高い。

 それよりも“あやしい”クラブがある。その一つが、今季14位(勝点36:9勝9分16敗)に終わった神戸だ。言わずと知れたMFイニエスタを始め、DF酒井高徳、MF山口蛍、FW古橋亨梧と各ポジションに優れたタレントを揃え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で準決勝進出を果たしたが、リーグ戦では中位に停滞した末に10月10日からの終盤11試合を1勝1分9敗という無残な形で幕引き。9月下旬から指揮を執った三浦淳寛監督の去就も不透明で、仮に新たに就任する指揮官が“ハズレ”となった場合は再び迷走する危険性もある。そうなれば、どれだけ金銭的なバックアップがあろうとも、J2降格と隣り合わせの戦いを強いられることになるだろう。

 さらに過去の事例を振り返ると、チーム改造に失敗して降格するパターンも多い。それに当てはまるのが、浦和とC大阪だ。今季10位(勝点46:13勝7分14敗)の浦和は、昨年オフに「改革3年計画」を大々的に打ち出したが、その1年目の今季は内容、結果とも伴わず、大槻毅監督の退任が決まり、終盤5試合は1分4敗……。後任に今季J2徳島を優勝に導いたリカルド・ロドリゲス監督の就任を発表したが、それだけで「来季は安泰」とは到底、言えない。オフには大幅な血の入れ替えが予想されるが、この改革が失敗に終わって再び暗黒期に突入する危険性もある。

 同じく監督が代わるC大阪も不安が付きまとう。ロティーナ体制2年目の今季は4位(勝点60:18勝6分10敗)でフィニッシュしたが、フロントは監督交代を決断し、新監督に8年ぶり4度目の登板となるクルピ氏を招聘した。森島寛晃社長は「育成型クラブへの回帰」を強調したが、そこには財政的な理由も見え隠れする。補強の目玉にしたかった香川真司も引き続き欧州でのプレーを希望し、古巣への復帰を否定。一方で柿谷曜一朗は名古屋への移籍が決定的だ。クルピ監督にも真新しさはなく、G大阪時代の失敗もある。C大阪にとって来季は正念場のシーズンになるかも知れない。

 過去に例がない「4チーム自動降格」の行方は、果たしてどうなるか。各クラブはコロナ禍での財政難とも向き合いながら戦力を整えることになるが、悪くなった流れを変えるのは難しく、狂い出した歯車はなかなか止められない。新型コロナウイルス感染症と同じく、素早く、的確な対応で、未然に危機を回避することが「J1残留」に向けて必要になるだろう。

AERA dot. 12/24(木) 17:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f727bcea25e0a3cc46a00bcc9b9dd1936d653a85


 

3 :2020/12/24(木) 23:39:39.98

劣頭は外せないな

 

5 :2020/12/24(木) 23:42:22.16

木山クビになってたのか

 

11 :2020/12/24(木) 23:46:59.39

三浦のままなら牛サポ今から覚悟しとけ

 

13 :2020/12/24(木) 23:50:08.24

湘南なんて最下位なのにすでにレギュラー級を4人抜かれてるぞ
これでどうしろというのか

 

14 :2020/12/24(木) 23:50:48.91

横浜FCの降格を期待します
カズみたいな実力無い選手がいるとJ1の質が失われます

 

17 :2020/12/24(木) 23:56:59.00

鹿島が落ちる、落ちろ。

 

23 :2020/12/25(金) 00:02:45.24

仙台と鳥栖は別ルートで消えそう

 

25 :2020/12/25(金) 00:05:22.90

実はガンバも危ない
相変わらずまともな補強も出来なさそうだし
でもACLあるし
得失4とかちょっと歯車狂えば一気落ち

 

26 :2020/12/25(金) 00:06:50.98

神戸がリーグ終盤駄目だったのは連戦の疲れだろ
マリノスも東京もACL前は勝てなくなってた

 

28 :2020/12/25(金) 00:09:27.79

>>25
来年はまた過密日程だからACL組はなかなかきついだろうな
名古屋が積極的に補強してるのはガチで2チーム作る勢いでやらんときついって今年で分かったからだろう

 

30 :2020/12/25(金) 00:17:42.82

J1勝ち点

83 川崎

65 脚大
64
63 名鯱
62
61
60 桜大
59 鹿島
58
57 東京
56
55
54
53
52 木白
51
50
49
48 広島
47 横鞠
46 浦和
45
44
43 大分
42
41
40
39 札幌
38
37
36 鳥栖 神戸
35
34
33 横縞
32
31
30
29
28 清水 仙台
27 湘南

 

31 :2020/12/25(金) 00:19:19.54

監督変わったチームは危ない

 

33 :2020/12/25(金) 00:21:37.79

主力レンタル組が回収された福岡
肝心の監督が引き抜かれた徳島
最下位で選手を抜かれ監督を代えない湘南
エースが抜かれ経営が厳しい仙台

この4クラブが本命

 

36 :2020/12/25(金) 00:22:39.05

あと神戸はイニエスタが今季終盤の大ケガで出遅れ必至なのも忘れずに

 

38 :2020/12/25(金) 00:25:07.55

今年は何とか3位に入ったけど、名古屋だって去年はガチめの降格争いしてたからな

 

45 :2020/12/25(金) 00:42:30.73

徳島は噂通りダニエル・ポヤトスが新監督決定、スペイン人路線継続やな

 

51 :2020/12/25(金) 00:52:18.82

チーム得点王、守備の要がレンタル組で守護神と契約結ばずの盟主がすでに確定してる

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1608820647/
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