森保一監督は、いつ「無能の仮面」を外すのか。巷に渦巻く“監督解任論“の是非を問う

 何の手も打たず、座して死を待ったのか。それとも立ち上がって動いたのに、結果としてうまくいかなかったのか。両者は共に失敗だが、内容は違う。0-2で敗れた11月の国際親善試合、メキシコ戦はどちらだったのか?

 今までの森保監督は、ほぼ前者だった。座して待つ。2019年のアジアカップ決勝、カタール戦は0-2とリードを許すまで、システム起因のずれを修正しなかった。ワールドカップ2次予選、キルギス戦も同様だ。明らかにサイドチェンジを狙われているのに、対応を整理せず、長友佑都の左サイドは苦境に陥り続けた。相手がキルギスでなければ、失点した可能性は高い。

 これらの無采配について、森保監督は“主体性の育成”を理由に挙げてきた。サッカーのピッチでは常に想定外の事態が起こるので、ベンチの顔色を伺うのではなく、選手が自分で判断し、リアルタイムで対応できるように成長しなければいけない。そうした長期的視野から、座して待ち、無能の仮面をかぶり続けた。
 
 その主体性をベースとして、複数のシステムや戦術を使い分けていく。

 問題意識は正しい。過去、日本代表はワールドカップでベスト16に3度たどり着いたが、3度共に敗れた。壁を破れなかった要因は同じだ。一つのチーム、一つの戦い方しか作っていない。というか、それを作るだけで精一杯だった。

 グループリーグはある意味、初戦さえ勝ってしまえば、あとは勢いや流れで乗り切れる。2010年の岡田ジャパン、2018年の西野ジャパンについては、直前の騒動により、チームがどんな戦術にたどり着くのか予測ができず、対戦相手にとっても分析困難なステルス・チームだったことも大きい。

 ところが、3戦を終えれば、相手も分析のサンプルが溜まる。一つの戦い方しかできない日本代表など、あっという間に丸裸にされてしまう。また、ベスト16で相まみえる強豪は総合力も高い。ポゼッション、被ポゼッションなど様々なフェーズで問題を突きつけてきたとき、一つの戦い方しかできないチームでは到底対応し切れない。そうやってロシア・ワールドカップのベルギー戦、2-0から2-3へとひっくり返された、『ロストフの悲劇』は起きた。

 ベスト8以上へ行くためには、複数のシステムや戦術を柔軟に使い分ける、大人のチームでなければならない。長丁場の大会で、悪くても勝つ、苦しい展開でも勝つために。そのためには、とかく日本人に欠けがちな主体性、つまり、自分で物事を判断し、臨機応変に状況を変えていく習慣が必要だ。繰り返すが、森保監督の問題意識は正しい。

 ただし、そのために座して待つ、というのは決して最上の方法では無かった。元々主体的なアクションを苦手とする国民性のチームに、何のヒントも基準も与えず、座して待ったところで、大きな動きなど期待できない。時間を無駄にしている感覚があった。

 チームが想定外の状況に遭ったとき、先に選手がアクションを起こしたら、監督はそれを容認するか、訂正するかを見極める。逆に監督から先に、システムなどの枠組みを提示し、選手に対応させることもある。つまり、チームの対応力や主体性は、監督と選手の双方向で成り立つものであり、一方的に座して待っても、成立しない。その点が引っかかっていた。
 
 チーム作りの第一フェーズなら、選手主導の雰囲気を作るために、あえて監督が黙っているのも理解できるが、立ち上げから2年が経ち、最終予選も徐々に迫る中で、もういい加減、監督からの働きかけを増やさないと、スピード感のある対応力が育たない。

 その意味では、メキシコ戦はホッとした。やっと、山が動いたからだ。

 日本優勢の前半が終わった後、メキシコはシステムを4-3-3から4-2-3-1に変更し、戦術を修正した。それに対し、森保監督が交代カードを切ったのは、後半に入った57分。鈴木武蔵と柴崎岳に代え、南野拓実と橋本拳人を投入した。

 珍しく、動きが早い。風向きの変化を感じた。日本は後半序盤もそれほど悪い内容ではなく、押し込む場面も作っていた。0-0でスコアも動いておらず、交代前はさほどのピンチにも陥っていない。にもかかわらず、森保監督は10分も経たないうちに交代を話し合い、動きを見せた。珍しい。

 その必然性があるとすれば、やはりメキシコが戦術を変えてきたことだ。柴崎が腿の裏に張りを訴えたという話もあるが、それだけが理由なら柴崎1人を交代させればいいし、ハーフタイムに代えても良い。あのタイミングでの交代は、やはり試合状況によるものだ。

 ハーフタイムのメキシコ側の修正の巧さは、日本で大きな話題になった。ボランチを2枚に増やしたことで、トップ下の鎌田大地が躍動したスペースを消され、日本は起点を失った。相手の修正が的確だったのは間違いない。

 しかし、システムや戦術は、常にメリットとデメリットが表裏一体。メキシコはボランチを2枚に増やしたが、後方の厚みを高めたことで、逆に前線のプレスに行く枚数が5枚から4枚に減った。プレッシャーが減ったために、日本はボールを運びやすくなり、後半の序盤は、柴崎や酒井宏樹がドリブルで持ち運ぶ場面もあった。

 そうやって重心を下げたメキシコに、一気呵成の圧力をかけて襲いかかる。57分の南野と橋本の投入は、積極的な采配だった。山は動いたのだ。しかし、その後は逆にメキシコにペースを持って行かれたので、この采配は失敗。
 
 ただし、冒頭の問いに戻るなら、メキシコ戦の森保監督は何もしなかったわけではない。メキシコの変化を読み取り、いち早く動いたが、うまくいかなかった。今までとの試合とは傾向が違う。「森保監督は何もしていない」は嘘だ。

 批判するなら、交代や修正内容の妥当性、選手の対応はどうだったのか。そこに矛先を当てなければ意味がない。

 メキシコの修正は多岐に渡っていた。上記のボランチの枚数だけでなく、それに伴って両サイドバックを内側に入れた。大外のレーンはウイング1枚に任せ、中盤の支配を強める。このため、日本は一度押し込まれると、脱出が非常に難しくなった。

 象徴的な場面は、62分。自陣深い位置でボールを拾った原口元気は、処理に困り、苦し紛れのクリアを中央に入れてしまい、ピンチを招いた。追い込まれた状況では、一度タッチラインへ蹴り出し、守備をやり直すのも重要な手段だ。

 また、メキシコの両サイドバックが内に絞った立ち位置を踏まえるなら、日本は最前線のFWがサイドのスペースに流れ、ロングパスを引き出せば状況を打開できる。だが、それに適した鈴木を南野に代えてしまったので、この点は裏目に出た。

 逆に南野を入れたのなら、運動量を上げてハイプレスで押し返したいところ。だが、両サイドハーフの伊東純也や原口が1対1の局面で深く突っ込みすぎて、老獪な相手に入れ替わりを許し、プレスがかかり切らない。これは毎試合見られる傾向でもある。棍棒で殴るようなプレッシングではなく、真綿でじわじわと締め上げるプレッシングを意識しなければ、悪癖は直らないだろう。
 
 メキシコのような強者と戦ったことで、日本はディテールに様々な甘さが露呈した。そのせいで、交代の狙いは空を切った。だが、個人的には森保監督の采配傾向が今までとは違うものだったことに、正直ホッとしている。ようやく、次のフェーズに入ったのだと。

 今後、メキシコ戦のスピード感で采配を振るつもりならば、チームの変化を、そして、飄々たる無能仮面の素顔を見てみたい。欧州遠征の4試合は納得した。解任云々は今ではない。

文●清水英斗(サッカーライター)

THE DIGEST 12/6(日) 13:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/33f9fb2435e08adb7841bcb909332dc504038b4f?page=1




 

7 :2020/12/06(日) 13:34:52.90

無能の下に、鉄面皮が在るよ

 

14 :2020/12/06(日) 13:39:52.36

片野坂ジャパンが見てみたい

 

17 :2020/12/06(日) 13:42:05.38

早くやめさせてあげてー

 

18 :2020/12/06(日) 13:43:14.13

選手としてはクレバーと泥臭さ兼ね備えた優秀なボランチだったけどなぁ

 

19 :2020/12/06(日) 13:44:48.64

無能を装ってまず味方から欺いている
その実、ワールドカップのトーナメントを勝ち抜くまで逆算して無能を演じてる

 



20 :2020/12/06(日) 13:44:57.88

クラブの監督としても広島で連覇やったから有能だと思うが

じっくり作り上げるタイプでクラブ向きなんだろうな。

 

27 :2020/12/06(日) 13:49:12.09

3421のこだわりを捨ててくれよ

 

34 :2020/12/06(日) 13:56:36.31

ずっと無能だと言ってんのに何故だか擁護する奴がおる
ワールドカップで指揮をとれる器じゃない
試合中の対応が遅すぎる

 

46 :2020/12/06(日) 14:07:56.41

トップ下が鎌田の時は有能

トップ下が南野の時は無能

あとは言わなくても分かるね?

 

50 :2020/12/06(日) 14:10:35.77

無能の仮面(脱着不可)

 

53 :2020/12/06(日) 14:21:54.77

冷静に見ると成績悪くないし
試合もそこそこ面白い

 

55 :2020/12/06(日) 14:23:58.98

五輪がダメだったら解任でいいよ
ホームだし最低でもベスト8はノルマ

 

61 :2020/12/06(日) 14:29:45.31

>>55
ベスト4がノルマだろ
トーナメント進出がノルマはハードル下げすぎ

 

57 :2020/12/06(日) 14:25:16.25

あくまでも守備の監督でしょ
攻撃についてはパターンとか作れる監督じゃないよ
選手次第

 

60 :2020/12/06(日) 14:28:59.19

仮面の下が有能かのような言い方やめろ

 

62 :2020/12/06(日) 14:30:31.82

先制されたら逆転勝ちし事が一回もない

 

64 :2020/12/06(日) 14:33:38.84

アジアカップのサウジ戦とか見たら有能とは言えんわ
あんなんDFの個の力だけで勝った試合

 

74 :2020/12/06(日) 14:57:40.59

意外といいこと書いてあってワロタ

メキシコみたいな強い相手と何試合も何試合もしないとこういう試合では勝てない
弱小国や弱小アジアなんかと試合してもこういう格上との試合では何の参考にもならない
格上との試合を増やすしかない

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1607228798/

記事のタイトルとURLをコピー