【解任劇の舞台裏】電撃発表までの13日間に何があったのか

田嶋会長は西野氏にいつオファーをしたのか

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長曰く、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督と契約を解除したのは4月7日(発表は4月9日)。1-2で敗れたウクライナ戦から11日目のことだった。
 
 田嶋会長のコメントから推察すると、解任の決め手となったのは3月のベルギー遠征。マリ戦(3月23日)、ウクライナ戦(3月27日)での低調なパフォーマンにあったと言えそうだ。実際、同会長は「マリ戦とウクライナ戦、この試合の期間、後において、(監督と)選手たちとの信頼関係が多少薄れてきた」「コミュニケーションなど信頼面がだんだん変わってきて、逆転したのがマリ戦、ウクライナ戦だと認識しています」とコメントしている。
 
 ウクライナ戦から解任に至るまで時間がかかったのは、法務的な問題をクリアにしなければならなかったからでもある。
 
「法務と相談したのは、どういう形で解除が完結するのか、我々が契約を切る時に私たちにどのような義務が発生するのか。それをしっかりと分かっていないと決断はできないので、ウクライナ戦から時間を要したのはそういうところでした」
 
 そう証言した田嶋会長が、西野朗氏に日本代表監督のオファーをしたのはウクライナ戦の翌週、4月の1週目だった。
 
「名古屋で会いました。その後、金曜日の夜にもあって話をしています。西野さんをご存知の方は知っていらっしゃると思いますが、慎重な方で色んなことを考えて結論を出してくれました。ただ、正式に打診をするのはハリルホジッチ監督に言ってからと決めていました」
 
 なぜ後任を西野氏にしたかと言えば、「新しい監督には内部からの昇格しかないと考えました。この決断はたった2か月しか、ワールドカップまでに時間がないということ。それを考え、内部でこのチームを一番見てきた方」(田嶋会長)だったからだ。「よく漏れなかったっていうぐらい多くの人に相談し、この結論に至った」という苦悩も、田嶋会長は明かしている。
 
 「後任・西野」という構想を携えて、4月7日、田嶋会長はフランス時間の18時にパリのホテルでハリルホジッチと直接会った。
 
「直接言った時の状況で言えば、やはりびっくりしているというのが僕の印象です。『まさかこのことを言われるとは』ということで、多少動揺もし、怒りもありました。それは事実です。『どうしてなのだ?』と理由も含めて聞かれたのも事実です。ただ、あれもあった、これがあった、何があったとそこで羅列するつもりはありませんでした。事実として、契約を解除することを伝えました」

「こういう時に日本人は力を発揮できる」(田嶋会長)

 そして4月9日、都内で会見を開いた田嶋会長代表の新体制についてこうコメントした。
 
「我々サッカー協会はスムーズに新体制に移行することに全力を尽くします。今我々がやらないといけないことは、日本サッカー界が結束し、監督、選手、コーチ陣、スタッフ、関わる人を全力でサポートすることだと思っています。
 
 ワールドカップという檜舞台で120パーセントの力を彼らが発揮できるように準備していくことです。これまで日本サッカー界が蓄積してきた英知を結集して、サポートをしていくべきだと考えています。スカウティング、コンディショニング、メディカル。時間はありませんが、こういう時に日本人は力を発揮できるものだと信じています。多くのサポーターやファンの皆様にはご心配をお掛けしています。
 
 そして、サッカーファミリーの皆さん、スポンサー、パートナーの皆さん。そして、日本代表を支えている報道陣の皆さん。そして、国民の皆さん。多くの皆さんの熱い期待に添えるように、私たちは全面的なサポートを惜しみません。皆様とともに、ロシアのワールドカップへ臨むチームを支えていきます。引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします」
 
 西野新監督(任期はロシア・ワールドカップ終了まで)の下で日本代表は再生できるのか。田嶋会長の“勝負運”が問われる。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

サッカーダイジェストWeb 2018年04月09日
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=38530

4月9日に会見を行なった田嶋会長。解任に至った経緯を説明した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
http://www.soccerdigestweb.com/photo/id=38530&page=2&no=01


 

9 :2018/04/10(火) 02:55:51.32

>どういう形で解除が完結するのか、我々が契約を切る時に私たちにどのような義務が発生するのか。
>それをしっかりと分かっていないと決断はできないので、ウクライナ戦から時間を要したのはそういうところでした

それくらい予め理解しておけよ
お前の重要な仕事だろ

 

21 :2018/04/10(火) 03:08:13.47

4月第一週ってようするに先週でしょ
完全に急転直下
まともな思考で能動的に判断したものではない

 

31 :2018/04/10(火) 03:19:24.76

> よく漏れなかったと

その筋から漏れても鼻で笑われるぐらいの愚策だからだよ

 

39 :2018/04/10(火) 03:28:03.13

口止め料貰ってるだろ

 

63 :2018/04/10(火) 03:53:11.69

ていうかつい最近まで続投明言してなかったかJAF

 

126 :2018/04/10(火) 05:15:50.16

田嶋は日本のサッカーをどうしたいんだ?
Jのシーズン制然り、破壊なくして創造なしとでも思ってんのか?

 

130 :2018/04/10(火) 05:29:23.86

> そう証言した田嶋会長が、西野朗氏に日本代表監督のオファーをしたのはウクライナ戦の翌週、4月の1週目だった。

西野への依頼がこの時期ってことは、岡田の退任と監督交代って無関係なのかね

 

133 :2018/04/10(火) 05:32:45.68

西野は短期の建て直しに向かないのはJリーグで証明されてるのにな

 

154 :2018/04/10(火) 06:35:10.76

というか当事者の強化委員長が監督就任って時点でものすごく違和感
真っ先に責任取るべきなのはお前だろうと

 

194 :2018/04/10(火) 09:56:32.52

つうか解任発表を田嶋がやるのはいいとして
技術委員長の西野がその立場での見解出してないのは問題だろw

 

196 :2018/04/10(火) 09:59:29.82

>>194
西野は解任に反対してたんじゃないの。
田嶋の独断だということがそれで明白になった。

ハリルが求心力を失ったといいつつも、田嶋が求心力を失ってる可能性も否定できない。
岡田とか早々に見切りを付けて避難している。

 

198 :2018/04/10(火) 10:02:37.96

>>196
一週間前に続投明言してたからな、西野
就任会見でも喋んないんだろうなあw

JFAのテクニカルレポートってまだ出してんだろうか
今回のはぜひ見てみたいなw

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1523296123/
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