なぜジャマイカに大勝したU-22日本代表メンバーはミーティングでの森保監督提案を拒否したのか?

日本代表

なぜジャマイカに大勝したUー22代表メンバーはミーティングでの森保監督提案を拒否したのか?

 スペインでプレーするU-22日本代表のゴールキーパー、山口瑠伊(エストレマドゥーラUD)がボールを手で扱ったのは、前半でわずか一度だけだった。U-22ジャマイカ代表が苦し紛れに蹴った縦パスが通らず、そのままキャッチしたのが39分。飛んできたシュートはゼロだった。

 トランスコスモススタジアム長崎で28日に行われたキリンチャレンジカップ2019。前半のほとんどがジャマイカ陣内で展開される、いわゆるハーフコートマッチとなり、キックオフからわずか28分間で大量5ゴールをもぎ取る日本の猛攻を導いたのは、前線からの連動した激しいプレスだった。

「立ち上がりだけでなく、90分間を通してすべて前線から取りに行こうとみんなで言っていた。観ていた方々も楽しかったと思うし、プレーしていた選手自身が一番楽しかった」

 試合後に会心の笑顔を浮かべた、1トップの前田大然(CSマリティモ)のプレスから先制点が生まれた
。一度は相手にかわされ、右タッチライン際へパスを出される。あきらめずに方向転換する前田に連動するように、右ウイングバックの長沼洋一(愛媛FC)も猛然と間合いを詰めた直後だった。

 大きなプレッシャーを感じたのか。前田と長沼に挟まれた相手選手がパスミスを犯した。こぼれ球はMF中山雄太(PECズヴォレ)と前田を経由して、相手ゴール前にいたMF安部裕葵(FCバルセロナ)へテンポよくわたる。次の瞬間、相手ディフェンダーがたまらず背後から安部を倒してファウルを献上する。開始わずか5分。中山の直接フリーキックが、ゴール左上を鮮やかに射抜いた。

 豪快な一撃が呼び水となり、日本のプレスがさらに鋭くなる。マイボールになってもすぐに奪い返される展開に、ジャマイカはシュートを放つどころか、日本のペナルティーエリア内に侵入することもできない。16分にMF旗手怜央(順天堂大)、17分に前田、19分に再び旗手がゴールで続いた。

 28分には安部も派手な競演の仲間入りを果たす。自ら獲得したPKを相手キーパーに弾かれながらも成功させ、出場3試合目でU-22代表としての初ゴールを決めた「10番」は試合後の取材エリアで、セットプレーから奪った先制点に何よりも相好を崩した。

「めちゃくちゃ引いた相手だとなかなか点を取れないことがあるので、その意味でもセットプレーで点を取れたのは強みだし、非常によかったと思う。あのような高い位置でボールを奪えたら、相手もファウルをすることが多くなるので」

 9月の北中米遠征以来の招集となったU-22代表で、安部は24日から長崎市内で行われてきたトレーニングキャンプを通じて「いまは攻撃のことよりも、守備のことを考えている」と公言してきた。バルセロナで実践されている前線からの激しく、連動した守備を日本へ還元するべく、紅白戦を含めた練習中や選手だけで開催されたミーティングで率先して音頭を取ってきた。

 一人では何もできない。ビジョンを共有して、ピッチ上の全員が同じベクトルを描かなければ、逆に相手にスペースを与える諸刃の剣になりかねない。その意味では狙い通りだったのではないか。こう問われた安部は「別にはまっていないですよ」と、意外な言葉を紡ぎ出した。

「何十回と剥がされていますからね。それでも、あの距離感ならばたとえ一人が剥がされても、次がすぐにアタックできる。ミーティングではどのように守備をするのか、ということよりも、イレギュラーが発生したときや、あるいは上手くいかなかったときの対応の仕方を何度も話し合いました。試合中は上手くいかないことの方がほとんどなので。守備でも攻撃でも、90分間を通せば何十個もミスがありましたけど、11人プラス、スタッフの指示でカバーできたことがすごくよかった」

 ミーティングでは森保一監督から「前半の15分くらいまでは激しくいって、その後はちょっと様子を見てはどうか」と提案された。しかし、11月のU-22コロンビア代表戦でプレッシャーをまともに受け、攻守ともに後塵を拝した苦い経験が、出場した前田や中山の脳裏には色濃く刻まれていた。

「ただ、選手たちのなかではずっと行った方が相手も慌てるし、こういう試合にできるんじゃないかと話していたので。日本にいるとどうしても『ちょっと待って』という感じになるけど、海外は『行けると思ったら行け。それでボールを取れればOK』となるので」

 今夏に松本山雅FCからポルトガルへ新天地を求めた前田が、選手たちの意思を貫き通した舞台裏を明かす。
  くしくも安部が「1試合のなかで10回くらい剥がされたとしても、みんななら守れるはずなので。ならば、どんどん行った方がいい」と今回のキャンプ中にメディアへ明かし、前田や旗手をはじめとする仲間たちと何度もコミュニケーションを密にしてきた戦い方でもあった。

 絶えずプレッシャーをかける前線の選手たちに連動するように、3バックで形成される最終ラインもハーフウェイライン付近に設定され続けた。前線がコースを限定してくれるから、後ろの選手たちも余裕をもって相手の縦パスに対応できる。ジャマイカを敵陣に押し込め、公式記録上では後半開始早々のロングシュート1本だけに封じた理由がここにある。

 対する日本が放ったシュートは実に28本。そのうちの2本を放ち、ともにゴールネットを揺らした旗手はピッチ上でハードワークを実践しながら、自らがJFA・Jリーグ特別指定選手として過去2年間登録され、来シーズンから正式に加入する川崎フロンターレのサッカーをダブらせていた。
 特にJ1連覇を達成した2018シーズンは、リーグ最多得点と最少失点を達成。さらに踏み込めば、年間を通じて放ったシュート数が最多なら、浴びたシュートも最少だった。前線からの激しく、連動したプレスを、大黒柱の中村憲剛は「守るためじゃない。すべては攻撃のため」と位置づけていた。

 ボールを支配し続け、攻撃に時間を割きたいからこそ、相手ボールになった刹那にプレスをかける。2018シーズンのフロンターレを外から見ていた旗手は、当時と思考を同じくする日本の一員を演じたことで、最強の「矛」と「盾」を備えた「攻撃的な守備」がもたらすメリットを肌で感じていた。

「前へ行って奪えれば相手ゴールに一番近いし、たとえ剥がされても後ろから追いかけられる展開は、ボールをもっている相手選手にとっては怖いというか、前からも別の選手が奪いに来る点で安心できない。そういう守備の考え方は、すごく面白いと感じました」

 すでに東京五輪出場をかけた北中米カリブ海予選で敗退したジャマイカが、高いモチベーションのもとで臨んでくる要素に欠けていた、という事情はある。それでも選手たちが率先してコミュニケーションを深め、東京五輪世代全体で共有していくべき理想的な戦い方を探し当てた価値は、9-0の歴史的大勝で日本中を沸かせた結果よりもはるかに大きい。キャプテンの中山が胸中を明かす。

「仮に僕がこの試合に呼ばれず、外から見ていたら、少なくても何かを感じていた試合だったと思う。この世代にとってはいろいろな選手が呼ばれて、結果を出していくのはすごくいいことなので」

 一夜明けた29日には、年明け早々にタイで開催されるAFC・U-23アジア選手権に臨むメンバーが発表される。11月のコロンビア戦、先のEAFF E-1選手権、そしてジャマイカ戦のメンバーがミックスされた構成となるなかで、安部や前田のヨーロッパ組によって導かれ、これ以上はない成功体験を収めさせた「攻撃的な守備」は、残り7ヶ月を切った東京五輪本番へ加速していくうえでの羅針盤となる。

(文責・藤江直人/スポーツライター)

THE PAGE 12/29(日) 5:02配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191229-00010000-wordleafs-socc

森保監督がミーティングで送った提案を選手たちは受け入れず爆勝につなげた(写真・JFA/アフロ)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191229-00010000-wordleafs-socc.view-000

 

36 :2019/12/29(日) 07:15:35.51

相手のレベルもあったけど昨日のハイプレスは森保の戦術じゃないと感じたけど案の定か

 

55 :2019/12/29(日) 07:23:14.65

だからうまく行ったのか
いくらやる気ないジャマイカ相手でも森保の言う通りやってたらあの大勝はなかったんだな

 

56 :2019/12/29(日) 07:23:15.53

アジア杯決勝ベンチので乾がプレスのハマらなさに気付いて修正を促したり
タジキスタン戦では南野と鎌田が自ら状況判断してポジを入れ替えゴールを生んだり
今回も前田や安部がクラブでの経験を活かして強度をキープしたまま良い攻撃をした
マジで森保より海外組の選手の方が全然監督らしい仕事出来るわ

 

82 :2019/12/29(日) 07:34:44.37

ジャマイカは全くキレが無かった。本戦はあそこまで弱いチームはないだろうが、取れる時に大量点きっちりとるのは大事

 

84 :2019/12/29(日) 07:35:47.88

森保は安部レッスン受けたのか

 

97 :2019/12/29(日) 07:40:45

でも森保さんはいい人だから

 

98 :2019/12/29(日) 07:40:50.30

安部と前田のプレスのタイミングが早いのと広範囲動けるから成り立ってたけど
たぶんいつものメンバーならこういう展開にはできない
プレスのタイミングが遅いし安部のようにコース切りながらプレスかけれない
森保の15分というのはいつものメンバーを想定した上での提案なんだろう

 

99 :2019/12/29(日) 07:40:58.90

俺たちのサッカー復活

 

123 :2019/12/29(日) 07:51:59.46

逆に考えると森保監督は柔軟性あるってことだな

 

151 :2019/12/29(日) 08:03:44.36

問題なのは様子見したところで森保には次の策がないってことだな

 

155 :2019/12/29(日) 08:04:25.18

フランス人が見たU-22日本代表。「安部裕葵は勘違いしている」
「トルシエさんの通訳だったらライン際で怒ってたよ!(笑)」 [12/28(土) 23:45]
http://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191228-00010006-footballc-socc

 

173 :2019/12/29(日) 08:10:33

>>155
「安部はアピールしたいのだろうけど、やり方を勘違いしています。
自分をアピールするのではなく、チームに貢献する中で自然にアピールすべき。
自分で決めようとするのではなく、前田へのスルーパスというオプションもありました」

――後半も日本は再三にわたってサイドを崩しています。47分、長沼はシュートを選択しましたが、GKに防がれました。

「なんでシュート? 組織が大事!!
バックパスが第一、シュートが第二、ドリブルが第三の選択肢。
私がまだトルシエさんの通訳だったら、タッチライン際で怒ってたよ!!(笑)

 

203 :2019/12/29(日) 08:24:32

選手が話し合って何とか出来る間はいいけど
監督が修正しなきゃいけない場面は必ず来るからな

 

206 :2019/12/29(日) 08:25:05.92

4年間で3度リーグ優勝した人の言うことを無視すんのか
偉くなったもんだな

 

208 :2019/12/29(日) 08:25:28.25

・選手の意見を柔軟に取り入れることが出来る
・選手とコミュニケーションが取れ意思疎通しやすい
ってのが日本人監督にしたそもそもの理由じゃない?
それなら別に批判されることはないんじゃ?

 

215 :2019/12/29(日) 08:28:04.85

まあ森保も相手がここまで案山子だとは思わなかったんだろう

 

268 :2019/12/29(日) 08:47:31.15

潰せるとこできっちり潰す

E-1韓国戦でなんど数的有利なのに潰しにいかずに
ピンチ招いていたことか

森保自ら修正しなかったのなら首でいいだろ

 

296 :2019/12/29(日) 08:55:12.40

前からプレスをかけ続けたい?
ごもっともだが俺の考えは違った
誰がボスかといえばそれはオレ
森保や周りはそれを理解しなければならない

 

308 :2019/12/29(日) 08:58:46.14

選手に提案を拒否されて、はいそうですかってなったのならこの監督で大丈夫かと思ってしまう

 

311 :2019/12/29(日) 08:59:45.19

安倍が本田になる予感

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1577570176/

シェアよろしくお願いします!!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

コメント

  1. 匿名 より:

    方針決定の主体が監督か選手かより、それを実現する構築力が監督にあるのかないのか、選手の個人能力頼りなので監督は選手並べるだけしか出来ないのかが重要。

タイトルとURLをコピーしました