次期日本代表監督はロドリゲスに、と思わせる徳島“渦潮”サッカー

次期日本代表監督はロドリゲスに。と、思わせる徳島“渦潮”サッカー。

 まるで鳴門の渦潮である。

 J1昇格を狙う徳島ヴォルティス(J2)のフットボールのことだ。開幕から2連敗とつまずいたが、第3節から3連勝。しかも、大宮、千葉、甲府という昇格争いのライバルたちを次々と仕留めている。

 いや、だから凄い――という話ではない。圧巻は結果以上に「中身」のほうだ。まるで人とボールが巨大な渦を巻くように、相手を呑み込んでいく。ハイテンポな攻守に引きずり込まれた相手はもう、なす術がない。

 第5節を終えた時点における1試合平均のポゼッション率は62.4%。2位の岐阜が55%に届いていないから、断トツの数字と言っていい。相手を一方的に押し込んで、ゲームを進めることもめずらしくない。

 とくに第3節大宮戦の前半は凄かった。時間帯別(15分ごと)のポゼッション率は68.4%、60%、63.7%。敵陣でほぼ「攻めっぱなし」の状態である。相手に何もさせなかったに等しいような内容だった。ツボにはまったときの破壊力は凄まじいばかりである。

背水の陣を決め込んだかのような全開ぶり。

 スペイン人のリカルド・ロドリゲスが監督に就任して2年目。昨シーズンの得点源だった渡大生とサイドバックの馬渡和彰を失ったものの、爽快なスタイルは健在だ。

 ボールを持っても持たれても、前へ前へと突き進む。まるで「背水の陣」を決め込んでいるかのようだ。スイッチが入ったら、どうにも止まらない、といった感じである。

 休まない、休ませない。

 そんなエネルギッシュなスタイルだ。とにかく、攻守の切れ目がない。キックオフからフルスロットル(アクセル全開)で駆け抜けていく。ダイナミックなポゼッションと鋭いカウンタープレスの連続なのだ。

 攻撃サッカーの看板を掲げるJクラブのなかには、ボールの保持には熱心でも、ボールの最速奪取には関心が薄いチームが少なくない。人数をかけてブロックをつくり、ひたすら獲物(ボール)がワナにかかるのを待つ。いわゆる「ミス待ちディフェンス」だ。

 相手は相手で、無闇にブロックの中へ突っ込んでいったりはしない。やることは「なんとなくポゼッション」である。こうして相手側のボールを保持する時間が増えていく。

ボールを失った瞬間に全力で奪い返す。

「ボールを持たれるのが好きじゃない」

 そう語ったのは当代きっての名将ペップ・グアルディオラだ。相手にボールを持たれていては攻めようがない。攻め倒したければ、さっさと(ボールを)取り返せ――と考えるのが、理の当然だろう。

 ちなみに、カウンタープレスの使い手にはJ1王者の川崎Fがいる。昨シーズンのJ1リーグで、失ったボールを「5秒以内」に奪い返す回数が最も多いチームだった。必ずしもポゼッションの一点突破でタイトルをつかんだわけではない。

 ロドリゲス監督の発想もこれに近い。攻め続けるために敵のボールを奪い倒すわけだ。ブロックづくりは次善の策。ボールを失った瞬間から、ひたすら全力で奪いに行く。

 スプリントの嵐だ。あっという間に相手を捕まえて球際勝負に持ち込み、ボールを絡め取っていく。1人目が追えば、すかさず2人目、3人目が続くから、相手は退路を断たれて、身動きが取れなくなるわけだ。

これがホントの全員攻撃。

 もちろん、攻めに回っても、走る、走る。味方がスペースに走って次々とパスコースをつくりだすから、攻撃が途切れない。後ろからガンガン人が飛び出してくる。

 相手を押し込むと、最終ライン(DF)もがっちり敵陣に入り込んで攻め続ける。しかも、センターバックまでがバイタルエリアへと攻め上がり、シュートを狙うのだ。これがホントの「全員攻撃」というヤツだろう。

 いつ、どこで、誰が、どのようにゴール前へ現れるのか予測がつかない。まるでゲリラの襲撃である。そんな「びっくり箱」みたいなチームなのだ。

 陣形(人の並び)も独特である。ベースは3バック(3-5-2)と4バック(4-3-1-2)の2つ。そう書くと、別モノみたいだが、4バックは実質、2バック(2-5-1-2)である。2トップの背後にトップ下を据えるか、そこを削ってセンターバックを1枚増やすか、その違いだけだ。

 左右のサイドバック(ウイングバック)が高いポジションを取って(横)幅をつくり、2トップが深さをつくり出す。縦横の攻め筋を用意して、あとは「中の人」たちがめまぐるしく動き回るわけである。

インテンシティこそ命綱、という覚悟。

 外から中へ斜めのパスを入れて、そこからワンタッチの連続で中央をこじ開ける、巧みなコンビネーションは小気味がいい。独りでゴリ押しできるようなアタッカーはいないから、人数をかけて崩すのだ。2トップの選択も、きわめて合理的と言っていい。

 チームの心臓はアンカーの岩尾憲だ。徳島のバンディエラ(旗頭)にして不動のキャプテンでもある。徳島の攻めが短いパスの連続にならないのは、この人がいるからだ。

 巧みにパスの距離を変え、頃合いを見ながらサイドチェンジを挟んでいく。そして、隙あらばゴール前に攻め上がり、味方のパスを呼び込んでフィニッシュも狙うのだから、タフである。

 それも、守備のハードワークをやったうえでの話。センターバックの手前にへばりついている「不動」のアンカーは少なくないが、岩尾は違うのだ。

 徳島の試合を観ていると、あっという間に時間が過ぎていく。相手はもとより、観る側も「休ませない」からだ。それくらい、選手たちが心血注いで戦っている証拠だろう。

 インテンシティこそ命綱――。そんな覚悟がある。開幕からの連敗は、プレーの強度を落としたことに一因があった。そこでロドリゲス監督が「それは徳島のアイデンティティではない」と活を入れ、従来の徳島に戻ったら、3連勝である。

 笛吹けど踊らず――とは、凡庸な指導者の悩みだが、ロドリゲス監督には選手を「その気」にさせる手腕があるのだろう。これだけ強度の高いサッカーを持続させるのは、決して簡単ではないはずだ。

日本サッカーに必要な要素がすべて揃う

 しかも、昨シーズンから内容に結果がついてこないケースもけっこうある。決め手不足だ。確かに渡のゴールラッシュは目覚ましかったが、チーム全体で逃がした決定機の数も山のようにあった。

 ただ「ない」ものを嘆いても仕方がない。できることは、ひたすら決定機の数を増やして、当たりが来るのを待つだけだ。言い方は悪いが、数打ちゃ、当たる――である。

 実のところ、日本サッカーに必要な要素をすべてそろえているのが、徳島なのではないか。そう思えて仕方がない。妄想ついでに言えば、ロドリゲス監督のような指導者を呼べないものか、日本代表に。

 いや、本人にやってもらうのが一番いいのだが……。もちろん、徳島をJ1に昇格させた暁には。いやいや、週末のお楽しみを奪われてはたまらない。あの「鳴門の渦潮」を、いつまでも見ていたいので。

text by 北條聡

Number Web 2018/03/24 17:00
http://number.bunshun.jp/articles/-/830274

 

2 :2018/03/24(土) 18:59:17.65

Jで監督経験がある人が代表監督なってほしいよな

 

5 :2018/03/24(土) 19:01:14.44

ユンジョンファンJAPANキボンヌ

 

6 :2018/03/24(土) 19:01:18.25

言っちゃったね。再びか

 

8 :2018/03/24(土) 19:02:21.75

この人がどうかはともかくとして、クラブでうまくいってる監督をクラブから強奪するのはやめろよ
海外のクラブならまあいいけど

 

16 :2018/03/24(土) 19:09:39.65

スペイン人の監督か
めずらしいね

 

17 :2018/03/24(土) 19:10:58.56

>>16
J2だと緑の監督もスペイン人

 

18 :2018/03/24(土) 19:11:00.00

イケメンだな
https://pbs.twimg.com/media/DHGpo_gUQAAXKlI.jpg

 

20 :2018/03/24(土) 19:14:22.72

岩尾憲を代表に

 

27 :2018/03/24(土) 19:19:03.96

センターバックが高いラインを保つどころかゲームメーカーの役割もするのか
理想はそれだが、実際にそれやれるのって大変そうだなあ。

 

28 :2018/03/24(土) 19:23:21.19

千葉もマリノスもラインの高いサッカーしてんだな
なかなか面白いね

 

30 :2018/03/24(土) 19:24:54.98

こういう情熱ありそうな若い監督良いな

 

33 :2018/03/24(土) 19:28:01.92

ユンジョンファンって有能なのに韓国A代表から声かからないの?

 

40 :2018/03/24(土) 19:33:22.58

>>33
派閥があるから相手にもされてない

 

61 :2018/03/24(土) 20:18:19.60

>>33
韓国内ではそれ程の成績じゃないんだよ
たぶん、Jリーガーの長所と短所が分かってて
それに的確に対処できる監督なんだと思う

 

35 :2018/03/24(土) 19:29:47.08

これは夏もできるのかな
日本の夏はめちゃ暑いよ J1はワールドカップがあるから週二回ペースで試合してんだろ?

 

55 :2018/03/24(土) 20:06:48.24

>>35
去年の徳島は夏場に異様な爆発力があって、対戦相手をことごとくなぎ倒しまくってた。
ただ、フィニッシュの精度に難があって拒点力もけっこうあった。

 

36 :2018/03/24(土) 19:31:25.87

ジェフの監督おすすめするわ
面白いぞ

 

42 :2018/03/24(土) 19:34:12.64

>>36
ハイライン・ハイプレスだっけ?
面白いサッカーするのはいいけど千葉はマジでJ3落ちそうなんだがw

 

44 :2018/03/24(土) 19:41:46.23

>>42
監督がロマンを追い求めすぎたからなw

システムでアンカーにこだわったら4戦勝ち無しうち2戦でDFが一発退場、明らかに無理な守備のせい
去年7連勝の時のようにダブルボランチにしたとたんに6発大勝
もっともより前に人数をかけたいらしく去年は4バック2ボランチのところを3バック2ボランチ2ウイングと微修正をかけた

 

43 :2018/03/24(土) 19:35:56.86

去年からシシーニョが徳島来たら面白いなと思ってたら本当に来たね
好きな食べ物、もつ鍋ってのはマジかw

 

53 :2018/03/24(土) 19:54:42.71

>>43
乾ともつ鍋を食べに行ったのはマジw
http://papimaro.velvet.jp/wp-content/uploads/2017/06/inui-5-667×500.jpg

 

48 :2018/03/24(土) 19:43:46.80

2列目から飛び出す選手のケアはできない徳島。去年、湘南が攻略法を見せてから負けが込んで結局POにもでられないで終わった。
今年の降格組はJ2対策できてないから町田や徳島にやられているだけ

 

51 :2018/03/24(土) 19:49:06.81

どうせ広島に強奪される

 

52 :2018/03/24(土) 19:52:09.65

杉本太郎のが弱い方の大阪の杉本よりまだええやん
ポジション違うけど

 

64 :2018/03/24(土) 20:29:22.47

>>52
どっちもよえーだろ

 

54 :2018/03/24(土) 20:00:28.91

ポカリの渦に飲まれて飲みたい

 

60 :2018/03/24(土) 20:14:53.67

ベガルタの監督もいいと思うけどな。
いいサッカーしてるよ、ベガルタ

 

63 :2018/03/24(土) 20:29:19.67

呉屋が覚醒したらJ1確定だわ

 

66 :2018/03/24(土) 20:32:12.67

あのサッカーはJ1だとボロが出やすいので代表監督なんてとてもとても

 

74 :2018/03/24(土) 20:40:55.77

あの外人キーパーは当たり

そういう運はあるけど当たりキーパーがいれば誰だって有利だしねw

 

76 :2018/03/24(土) 20:45:03.18

>>74
GKがいいチームは崩れないしな
後は渡の穴を誰かが埋めれば昇格狙える
呉屋がゴヤっているうちはダメ

 

79 :2018/03/24(土) 20:51:54.91

こういうのはクラブチームで時間をかけれるから出来るんじゃないのか
徳島の選手をたくさん日本代表に呼べれば出来るかもしれないけど

 

85 :2018/03/24(土) 21:27:05.99

呉屋は山崎の怪我復帰待ち要員で、山崎が復帰しつつある今はファーストチョイスではない
後半山崎投入後の徳島はほんとにヤバい

 

86 :2018/03/24(土) 21:28:00.34

験担ぎで真夏でもベンチコート着てたよな

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1521885460/