ブラジル人の元Jリーガーたち「日本選手がまだ弱いのは、フィニッシュでゴールを決めきれないところ」

日本代表

ブラジルのレジェンドは久保と中島が お気に入り。「一気にファンに」

 コパ・アメリカ開催中のブラジルのサンパウロで、ブラジル人の元Jリーガーたちを中心としたトークショーが行なわれた。カレッカ、サンパイオ、ワシントンら往年の名選手たちや日本からは三浦泰年氏らが参加。そこで、コパ・アメリカの日本代表の戦いぶりや、気になった選手について語ってもらった。

◆         ◆         ◆

「ウルグアイと互角の戦いをしたのはすばらしい」
サンパイオ(元横浜フリューゲルス、柏レイソル、サンフレッチェ広島。現TV ESPN解説者、ジャパンハウスモデレーター、クラブ運営)

 初戦ではいきなり強豪チリと当たって、硬さが見られたね。システムや戦術的にうまくいかないことが多くあったが、選手のクオリティーというよりは、メンタルの部分も影響したんじゃないかな。若い選手にとって、コパ・アメリカという大舞台はプレッシャーもかかっただろう。

 2試合目のウルグアイ戦では、いい試合をした。ウルグアイのFW陣には世界屈指のストライカーが3人もいる。その相手に互角に戦ったのはすばらしい。ただ、日本は中島翔哉のPKを取ってもらえず、ウルグアイにはPKを献上することになってしまい、勝利をもぎ取ることができなかった。

 エクアドル戦では、試合を決定づけるチャンスが何度かありながらも、突き抜ける大胆なプレーが見られなかった。中島はすばらしいテクニックを持っているが、中山雅史のような気迫のこもったプレーはまだ出ていない。中山は最高のテクニシャンではなかったが、彼にはテクニック以上にゴールを決める才能があった。

 でも、今回の日本代表は監督が望む招集ができないなか作られたことを考えれば、それでウルグアイと互角の試合をして、これだけのパフォーマンスを見せられたのは立派なものだと思う。

 久保建英のことは今回初めて見たんだけど、ダイヤモンドの原石だね。日本のメッシと言われることを彼は嫌うみたいだけど、いくつかのプレーでメッシを彷彿させるのは事実。テクニックに裏づけされた彼のアドリブ力は、相手チームのシステムを崩すのに大きな力になった。

 18歳以上のプレーぶりだとは思うが、まだ育成段階の選手であることを忘れてはいけない。要所、要所のプレーに、もっといい選択をすべきだったというものもあった。でも、それは彼の能力の問題ではなく、ただ経験不足というだけ。サッカー選手の最高の状態は24歳から29歳と言われる。久保は、この先まだ6年も最高の状態に持って行くまでに時間があるということだ。失敗をしながら、経験をしてさらに完璧な選手になる時間はたっぷりある。

 もう1人いい選手は中島だが、彼はすでに24歳で久保よりも一歩上を行っている。しかし、久保がこの先中島の年になったら、もっと上をいく選手になっているだろう。

「常に結果を出し続けないといけない」
カレッカ(元柏レイソル。現カレッカーセンター経営者)

 チリ戦の0-4という結果は予想以上のスコアになってしまったが、初戦で、しかも若手主体で、プレッシャーを感じたのは仕方がなかった。

 ウルグアイは私の予想では優勝候補だったが、日本は互角に戦った。VAR判定でウルグアイがPKを得て、日本は反対に中島翔哉に対するエリア内のファウルだったにも関わらずPKをもらえず、結果は正当でないが、日本がいい試合をしたことには違いない。

 若手主体で、目標は来年の東京五輪を見据えてのチームということで、コパ・アメリカで経験を積んでいい方向に進んでいると思う。今の若い選手が、どんどん欧州のクラブに移籍して世界で戦っていることはすばらしいことだ。

 欧州の名だたるクラブと契約したのなら、それはその選手にそれだけの価値、才能があるということだ。ただ、1試合いいプレーをしたからって、信頼は勝ち取れない。常に一定以上の結果を出し続けなければ。

 そして、欧州は組織プレーだから、常にチームの中で役に立つこと。日本人はテクニックも高くなったし、一生懸命やるという真面目さがある。これらは大事なことだが、もう一つ殻を破るには『勇気を持つこと』。日本人は奥ゆかしく、恥ずかしがりで、引っ込み思案なところがあるが、フィールドでは大胆な人間にならないと。

 勇気を持つことは「俺が決めてやる!」という責任感だ。「俺はFWだ。俺にボールをよこせ!俺が決めてやる!」とチームメートに声をかけて、ボールをもらえ! 大胆で、型破りなボールを蹴ってやるんだ。

 FWはテクニックだけではゴールできない。ときには、”マランドラージェン(ルール内の駆け引きやずる賢さ)”を使ってでもゴールしないといけない。それがFWなんだから。これからも日本を応援するよ。

「少ないチャンスを確実に生かすこと」
ワシントン(元東京ヴェルディ、浦和レッズ。現ブラジル市民省・スポーツ特別部部長)

 今回の日本は、U-22代表主体の若手チームだった。にもかかわらず、優勝候補の一角と言われたウルグアイ代表と互角に戦い、エクアドル戦ではゲームの主導権を握り、そのクオリティーの高さを見せることができたと思う。日本サッカーは着実に進化していることを証明した。

 ただ、日本選手がまだ弱いのは、フィニッシュでゴールを決めきれないところだ。僕たちセンターフォワードのいちばんの役割は得点すること。90分間のうち、何度もボールを触るチャンスに恵まれなくてもいい。でも、少ないチャンスを確実に生かすこと。そのために僕らはいるんだ。FWはチームの勝利を左右する大きな責任がある。エクアドル戦でも日本はあと一歩というところまで敵を追い詰めた。このチャンスを生かしゴールできていたら、決勝トーナメントに進んでいた。そう思うと残念だが、それでも、日本サッカーは正しい方向に進んでいると思うよ。

 中島翔哉と久保建英の2人のことは、とても気に入った。2人とも高いテクニックを持っている。久保は今18歳であれだけのクオリティーを持っているのはすごいことだ。このままA代表に定着して、活躍できるポテンシャルを持っている。

 ウルグアイ戦で中島がDF2人をドリブルとフェイントで抜いたが、あのプレーは印象に残った。あのプレーを見たブラジル人は一気に中島のファンになったと思うよ。ブラジル人はああいう大胆かつ独創的なプレーが大好きだからね。ウルグアイDFはファウルでしか止められなかったんだ。本来ならPKをもらえるはずだ。あれはジャッジのミスだった。

 久保のテクニックも、僕が日本でプレーしていたころ、18歳であれほどのことができる選手にはお目にかかったことがなかった。こうして若くて才能溢れる選手がどんどん現れてくれば、今後の日本サッカーの躍進は間違いないだろう。

「久保はまだ香川を超えていない」
レヴィー・クルピ(元セレッソ大阪、ガンバ大阪監督。現アトレチコ・ミネイロ監督)

 森保一監督は今回、U-22代表の選手主体のチームでコパ・アメリカに臨んだ。A代表と五輪代表はまったく異なるチームである。選手も変わるし、監督というのは一つのチームを作るのに全精力をかけるものだ。となると、1人の監督がまったく性質の異なる2つの代表を同時に見るのは、かなり難しい仕事と言える。

(五輪代表は3バックを採用してきたが、コパ・アメリカでは4バックにしたことについて)これまで使ってきたシステムを変えるというのは、簡単にはいかない。組織プレーの精度を上げるためには時間がかかるものだ。

 今回の日本のパフォーマンスに関しては、まあまあから良いの間と言える。平均年齢22歳という若手主体で戦った中、2分1敗というのは、悪くない結果だった。

 ウルグアイとの試合が最も印象に残った。組織プレーがいちばん機能した試合だった。選手個々のレベルという意味では、中島翔哉と久保建英のクオリティーは非常に高いと感じた。ただ、私は日本で監督をしていた時、特別な選手たちと出会っている。柿谷曜一朗、乾貴士、香川真司だ。

 だから、このコパ・アメリカで見た日本人選手たちが、テクニックにおいてこれまでの日本人とかけ離れた才能の持ち主だとは思わない。中島と久保が香川を超えたかと言えば、久保はたしかに18歳にしてはすばらしい才能を持ち、この先がとても楽しみだが、今の時点ではまだ香川を超えていない。これからどうなるか期待したい。

「チームワークがあれば、もっと強くなる」
三浦泰年(元清水エスパルス、ヴェルディ川崎など。元ギラヴァンツ北九州、鹿児島ユナテッドFC監督など)

 ブラジルのネイマールのように自分で解決しようという姿勢は、今まで日本に欠けていたものだったから、そういうのが出てきたことはいい。しかし、日本が築き上げてきたストロングポイントを忘れていいわけではない。

 以前は、技術が低いことをチームプレーでカバーしようとした。今、技術力が上がってチームワークは必要ないかと言えば、技術があってチームワークがあれば、もっと強くなる。個の力がある選手たちがお互いをわかり合えば、もっと強いチームになる。

 このチームは準備不足だったというよりも、準備段階でコパ・アメリカのようなレベルの高い大会に出るという、とてもぜいたくな準備をさせてもらったのかなと思う。ブラジルに18歳で渡って、ブラジルを崇拝している僕にとっては、ベストメンバーの日本代表に来てほしかったという思いはある。しかし、リーグが置かれている状況を考えれば、このメンバーで参加して、次につながる経験ができた。

 ブラジルはサッカー王国でありながら、悪かった部分を改善する努力をしてきて、これまでW杯全大会出場、5回優勝という偉業を成し遂げている。ブラジルでさえ、謙虚に悪かったところを反省して改善するのだから、アジアのなかで日本リードしているとはいえ、サボったらすぐに追い抜かれてしまうことを忘れてはいけない。

「FWにもう少しの自信があったら……」
呂比須ワグナー(元柏レイソル、ベルマーレ平塚など、現アトレチコ・ゴイアニエンセ監督)

 20年前に僕が日本代表として参加したパラグアイでのコパ・アメリカを思い出すと、今回の日本はレベルが上がり、南米相手に互角に戦ったと思う。

 チリ戦は、0-4だったけれど、日本にもゴールのチャンスが再三あった。GKと向き合って大きなチャンスが巡ってきた時、FWにもう少しの自信があったら……。自信とは、落ち着きであり、このチャンスはもう巡ってこないと信じられないほどの集中力を発揮すること。それがFWの役目だ。

 ゴールエリアの外からでもいいから、積極的にシュートしてやろうという気迫が足りなかった。ミドルシュートは強く打つだけでなく、いろいろな蹴り方でコースを選んで、ゴールの枠を狙っていくことができたはずだ。そして、ゴール前に来たら、パスをするよりも、自分で決めてやろうとすること。

 上田綺世はもう少し落ち着いてフィニッシュを決めたら良かったと思うが、この経験を励みにこれからに期待したい。

 久保建英はまだ18歳。これからぐんぐん伸びていく可能性を感じた。今回のコパ・アメリカの経験は、彼を大きく成長させるだろう。彼らのような若い選手が育ってきて、堂々と世界の強豪相手に戦う姿を見られて本当にうれしかった。

 日本がエクアドルに勝って、決勝トーナメントでブラジルと当たるのが見たかったね。実際、2者の試合になっていたら、すごくドキドキしただろうな。

大野美夏●取材・文 text by Ono Mika photo by Watanabe Koji

web Sportiva 2019.07.02
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jfootball/2019/07/02/___split_76/index.php

 

4 :2019/07/02(火) 09:12:48.49

上田をディスるな

 

8 :2019/07/02(火) 09:16:18.52

実際最後にふかすよな、あれなんでだ?

 

9 :2019/07/02(火) 09:16:27.31

でも昔より宇宙開発は減ったやろ?

 

11 :2019/07/02(火) 09:17:01.40

結局、FWが点取れるかどうかだよねぇ

 

15 :2019/07/02(火) 09:18:02.66

ロペスは黙っとけ

 

17 :2019/07/02(火) 09:18:16.94

まーその通りだな
まだゴール前でのバタつきが目立つ
ブラジルのロナウドの冷静でうまかったことw

 

24 :2019/07/02(火) 09:22:22.60

日本は仕方ないけど南米も準々決勝3試合で無得点だったやんけ

 

29 :2019/07/02(火) 09:26:10.51

いや日本は明らかに点取れるようになってるよ
実際コパでもウルグアイの牙城崩したの日本だけだし

 

31 :2019/07/02(火) 09:27:10.32

三浦泰年ってどういうコネで出演できるわけ?

 

37 :2019/07/02(火) 09:32:24.31

自分で決めずに他人に任す日本人。
他人から任されても対応出来ず「急にボールが来たので」と言ってしまう日本人。

 

49 :2019/07/02(火) 09:38:23.99

日本の歴代サッカーメンでストライカーと呼べるのは釜本しかおらんし (T_T)

 

55 :2019/07/02(火) 09:40:35.46

ダイレクトで打てるのに余計なトラップ入れてDFに間合い詰められるのもよく見る
エクアドル戦の中島がまさにそう

 

56 :2019/07/02(火) 09:40:54.57

おめえのところのジェズスにも言ってやれ

 

59 :2019/07/02(火) 09:48:29.79

ブラジルだってネイマール以外FW終わってんだろよww

 

63 :2019/07/02(火) 09:50:36.64

呂比須は良い選手だったなあ
岡田は何故もっと使わなかったのか

 

89 :2019/07/02(火) 10:07:58.08

>>63
国立での韓国戦の交代は未だに納得できない。加茂だったけど。

 

67 :2019/07/02(火) 09:54:25.31

上田「・・・」

 

73 :2019/07/02(火) 09:58:19.64

まーた大学生の悪口か

 

77 :2019/07/02(火) 10:00:03.15

上田はケイスケ・ホンダにならないとあかん

 

83 :2019/07/02(火) 10:03:34.49

ブラジル対パラグアイ見たよ
流石の決定力だよな

 

92 :2019/07/02(火) 10:11:22.14

コパアメリカ
ブラジル0ー0ベネズエラ
ブラジル0ー0パラグアイ

なあこの結果をどう思う?

 

101 :2019/07/02(火) 10:21:06.83

あとは泥臭い奴だなあ。
泥臭い点取り屋が欲しいなあ。

 

111 :2019/07/02(火) 10:30:37.70

確かに中山ゴンはテクニックは無いけどフィニッシュは凄かったな。

 

120 :2019/07/02(火) 10:35:18.00

ドゥンガ「何でFWが毎回毎回ボールを後ろに蹴ってるんだ?」

 

http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1562026205/

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