「ふざけんな!」浦和の選手たちを激怒させた蔚山指揮官。一方敵地の熱量は意外なほど低く…“日韓対決”逆転劇の舞台裏
「個人で危険だという選手はいないと思っている」と蔚山監督
[ACL決勝T]蔚山現代 0-3 浦和(2戦合計4-2で浦和がベスト8進出)/6月26日/蔚山文殊サッカー競技場
87分、ボランチの位置から抜け出したエヴェルトンが狙い澄ました一撃を蔚山現代のゴールネットに突き刺す。
浦和がアウェーの地で、3-0とリードを広げる。2試合トータルスコアは4-2。これでアウェーゴール数でも上回り、蔚山現代は3点が必要に――浦和の勝利が決定的になった。
その瞬間、雨に打たれてずぶ濡れのオールバック、大槻毅監督はゴール裏の一帯を赤く染めた興奮に沸き上がる浦和サポーターに向けて、両拳を高く突き上げて咆哮し、歓喜のガッツポーズを作った。
印象に残る映画のようなワンシーンだった。
試合当日の朝から降り出した台風発生に伴う大雨はまったく雨脚が衰えることなく、試合開始を迎えた。むしろ豪雨の激しさは増すばかり……。あらゆるものを押し流そうとするかのような豪雨。気持ちを昂らせるのも難しい。
2002年の日韓ワールドカップの会場となった4万4000人収容のスタジアムが、韓国7大都市の一つであるこの地区に、そこまで必要とされていないことは足を踏み入れると、すぐ感じられた。上層階の席はすべて蔚山現代のエンブレムなど青いシートで覆われている。しかも、かなり古びている。つまり、この試合のみならず、普段からスタンド上部が閉鎖されていることが分かる。
そういった意味でも、このカードを盛り上げたかったのかもしれない。
しかも蔚山現代は昨年も決勝トーナメント1回戦、全北現代との韓国対決で、第1戦をモノにしながら、第2戦で逆転負けを喫していた(第1戦がホーム、第2戦がアウェーだったが)。
蔚山現代の7番をつけるキム・インソンは試合前日の記者会見で、「僕たちにとって、重要な試合になる。絶対に負けられない」と決意を示していた。
さらに1998年から99年まで神戸でプレーした経験のあるキム・ドフン監督は、強気な姿勢を示した。
リップサービスだったのだろうか。『第1戦、浦和で印象に残った選手は?』という質問に対し、「特に個人で危険だという選手はいないと思っています。第1戦は良い時間も悪い時間もありましたが、そのなかで選手たちも工夫してできていました。特に背番号でお伝えするような選手はいません」と答えた。
この発言が、浦和の選手たちを奮い立たせることになった。
ゲームキャプテンを務めるとともに、殊勲の2ゴールを決めた興梠は言った。
「前日の記者会見で相手監督が、浦和には警戒する選手はいないということを話していて、それをみんなで耳にして『ふざけんな!』と。本当、その一言がみんなに火をつけた。『やってやろうぜ』って。あの相手監督の一言が僕たちに火をつけてくれた。向こうの敗因は、あの監督の一言だったと思います」
観衆わずか3140人。敵地での試合にもかかわらずサポーターの数は浦和が優勢
結局、この決勝トーナメント1回戦――しかも決着がつく第2戦であるにもかかわらず、観衆はわずか3140人。「浦和のサポーターのほうが多く、ホームのような雰囲気を作ってくれた。その声が僕らに一歩、二歩、前へ向かわせてくれた。この勝利はサポーターのお陰です」と、槙野は試合後に言った。
実際、蔚山現代サポーターの中には、興梠の2点目が決まった直後、帰りだす人もいた。熱量の差は少なからず感じられた。
『スポーツ韓国』電子版はこの試合について、「豪雨の中でファンを失望させた」と題したレポートを掲載した。「弁解の余地のない完敗」と言い切り、その中でサポーターについても描写していた。
「梅雨の季節の豪雨となったが、サポーターは全身ずぶ濡れになりながら、選手とともに戦った。サポーターの人数は浦和のほうが多かったが、ピッチの外の戦いでも負けていなかった。しかし、失点するたびにそのトーンは下がってしまった。そのあたりは浦和のサポーターとは対照的だった」
ただ、そんな尻すぼみな応援になった原因について、「第1戦の結果を受けて理解できるところはあるが、守備的な戦いは消極的にも映り、結果的にファンを失望させてしまった」と、選手たちの戦いぶりであり、戦術の選択にあったのではないかと指摘している。
そしてキム・ドフン監督は試合後、「結果を受け止めるしかない。すべては監督の責任です」と肩を落とした。
一方、大槻監督は開口一番、サポーターへの感謝を口にした。あくまでも2試合トータルで競われるのがACLの決勝トーナメント。ホームの埼スタで不甲斐ない試合をして1-2で落とした第1戦の直後、ゴール裏の浦和サポーターからは第2戦に向けて、選手たちの背中を押す大きな声援が送られていた。
「次のラウンドに進めて良かったです。ホッとしています。選手がよく頑張ってくれたこと、それに先週のゲームの後のスタジアムと今日、あの素晴らしいサポーターの後押しがあったからこそ今日のゲームが生まれたと思っています。心から感謝したいです」
敵地韓国、豪雨の中で浦和が成し遂げたパーフェクトゲーム。難しいミッションだったが、決して奇跡ではない。燃えるような情熱のもと、浦和が一丸となって、ベスト8への道を切り開いた。
取材・文:塚越始
サッカーダイジェストWeb 2019年06月27日
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=60682
1点ビハインドで臨んだ敵地での第2戦。浦和は興梠の2発で逆転に成功すると、さらに杉本のアシストからダメ押しのゴールが決まった。(C) Getty Images
https://www.soccerdigestweb.com/photo/id=60682&page=1&no=01
3 :2019/06/27(木) 21:41:24.25
組長は本当にACLには強いね
11 :2019/06/27(木) 21:44:12.31
韓国の加藤哲郎か
15 :2019/06/27(木) 21:45:11.44
キムドフンって めちゃくちゃ懐かしいな ダイヤモンドサッカー
17 :2019/06/27(木) 21:45:57.14
蔚山のFW陣なんて興梠の足元にも及ばないじゃん
20 :2019/06/27(木) 21:47:06.41
初戦の結果なら普通そう思うだろ。
37 :2019/06/27(木) 21:49:52.63
金度勲って20年ぐらい前に神戸にいたFWだな
38 :2019/06/27(木) 21:50:13.18
懐かしい
韓国の爆撃機
良い選手だったよな
43 :2019/06/27(木) 21:51:28.55
一番怖いのは大槻組長
47 :2019/06/27(木) 21:53:52.33
神戸にいたよな
ハソッチュ、キムドフン、ノジュンユだっけ3人フルにいたときって
96 :2019/06/27(木) 22:34:35.86
>>47
ノジュンユンでなくチェソンヨンじゃないかな
52 :2019/06/27(木) 21:56:26.25
怖くないならもっと前に出て相手を押し潰すような戦い方できたのにしなかった
本当はビビリ倒してたチキン野郎
55 :2019/06/27(木) 21:57:34.19
1戦目見てたから最初からやってりゃ良いだろとは思う、ひどかった
59 :2019/06/27(木) 22:00:13.68
浦和レッズ「テメーはオレを怒らせた」
60 :2019/06/27(木) 22:01:26.70
槙野は危険だろ
味方に対してだが
61 :2019/06/27(木) 22:01:48.55
口は災いの元
67 :2019/06/27(木) 22:05:39.68
弱いエピソードだねw
79 :2019/06/27(木) 22:17:08.49
スレタイ見て韓国がまた何かやらかしたのかと思ったら、浦和が勝手にふざけんなって言ってて、韓国が普通の事しか言ってなかった
80 :2019/06/27(木) 22:18:01.13
調子に乗ってしっぺ返しくらうネタ何回目だよ
https://i.imgur.com/XOJcVKD.jpg
94 :2019/06/27(木) 22:30:20.65
> 観衆はわずか3140人
これで浦和サポのが多かったてことは、ホームで1500人もいなかったのか
99 :2019/06/27(木) 22:37:16.14
Kリーグの衰退っぷりが酷い
東南アジア勢にさえ見劣りする
101 :2019/06/27(木) 22:41:20.43
まさか組長戻って来てからレッズ盛り返して来てる?
129 :2019/06/27(木) 23:05:00.76
>>101
織部の時とは明らかに選手のモチベが違う
102 :2019/06/27(木) 22:42:20.82
関根が復帰したら大槻監督がどう使うかも楽しみだ。
あくまで復帰前提です。
132 :2019/06/27(木) 23:07:21.68
これで奮起するなら毎回言ってくれw
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1561639243/
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