イビチャ・オシム氏「日本はこれから身体が大きくて技術の優れた選手を見出していくべきだ」

コパ初戦を見たオシムから森保Jへ。「素晴らしい敗北も存在する」

 イビチャ・オシムはこのところ、ずっとグラーツに滞在している。コパ・アメリカの日程はアシマ夫人を通じて伝えてあったが、放送時間帯がヨーロッパの深夜になるために、日本の試合を見られるかどうかは本人の体調と状況次第だった。

 大差で敗れたチリ戦の午後、自宅に電話すると夫人が試合を見たという。見どころが多く、それだけに反省点も多かった試合から、オシムはいったい何を学ぶべきとわれわれに説くのか。オシムが語った。

技術だけで独立しているわけでない。

――元気ですか?

「ああ、テレビで試合は見た。負けた試合を熱心に見続けるのはあまり気持ちのいいものではないが。それにチリは世界最高のチームではない」

――優れたチームではありますが。

「しかし見なければならないことはある。技術的には彼らの方が素晴らしかった。そこは認めねばならない。日本人は自分たちが優れていると思っているかもしれないが。自分たちが技術で支配できると考えていただろう。

 だが技術は技術だけで独立しているわけではない。

 進化させていかねばならないことがたくさんある。チリは技術に関してそれを成し遂げた。彼らのボールコントロールは日本よりずっと優れていたし、日本人より大きくて屈強な選手たちがゴール前で危険だった。

 見直さねばならないことがたくさんある。サッカー面でもピッチ外の政治面でも探っていかねばならないことがある。日本はこれから身体が大きくて技術の優れた選手を見出していくべきだ。身体的に恵まれながら俊敏で勇気もある選手たちだ。

 たしかにクラッキであるのは悪くない。ただ、今はまだ最高のときではない。若い選手たちは精神面でもう少し学ばねばならないかも知れない。

 あなた方がサッカーで文章を書いて、サッカーのためにずっと存在し続けているように、誰もが自分にできること、やるべきことをやる。すべてがそれほど悪いわけではない。日本はすでにある程度のところまで達している。ただ、今はふたつのチームを分析して比較する。比較して議論すべき対象はたくさんある」

長谷部の出場した試合を見たが。

――技術だけに限らず、本当にいろいろなことがあります。

「いや、私が言いたいのは技術に関してだ。技術が道具であり手段であることをわれわれはとかく忘れがちだ。技術は目的のための手段だ。手段として活用したときに、さらなる進歩が生まれる」

――実践的な技術ということですね。

「日本も大きな進歩を遂げた。この試合のすぐ後で、私は長谷部(誠)の出場した試合を見た。だから言うのだが、すべてが可能だ。そこにこそやるべきことがある。とりわけサッカーは、努力すればするほど進歩も促進される。

 股抜きをして喜んでいるようでは駄目だ。的確なコントロールをすれば、もっと別のやり方ができる。忘れてならないのは、技術はもちろんフィジカルでも十分にフィットしていけば、より高い次元に到達できるということだ。

 ときに私はこうした試合でも“OK”と言うし、素晴らしいと思うこともある。あなた方には、なぜこの内容でこの結果になったのかを分析するための十分な時間がある。真実こそ追求すべきで、言い訳を求めてはならない。特に言い訳のための言い訳を求めるべきではない。そんなことでは自らを救うことはできない」

――派手な内容と衝撃的な結果にばかり、目を奪われてはならないわけですね。

「それに加えて、細かいことにばかり囚われることなく総体的に俯瞰して見る。日本がとてもアグレッシブにプレーしたことは認めるし、前半については誇りに思っていい。だが後半はどうだったか。そしてどこがよくてどこが悪かったか。技術では彼らの方が優れていてスピードもあった。そうしたことを分析するのは容易だ。

 チリはブラジルとアルゼンチンに次いで大会で3番目の実力を持つ国だ。チリは彼らに迫る力を持っているが、他にもコロンビアがいる。彼らもまたずっと安定している。そうした国々――常に誰かと比較することは必要だ。自分たちが何を求め、どこに力を注げばいいかがわかるからだ。

 日本がポジティブな方向に大きな一歩を進めているのは間違いない。この歩みを止めるべきではないし、あなた方が成し遂げてきたことと共に生きるべきだ。そこにこそ可能性があるが、同時にまだまだやるべきこともたくさんある。

 あなた方は、今はこの敗北に少し打ちひしがれている。それでも人生は続いていくことを忘れるべきではない。こうした衝撃を受けた後の方が、よりよい人生を歩めるようになることが多々ある。それこそが敗北のポジティブな面であり、素晴らしい敗北も存在する」

まっすぐに育てる。それだけだ。

――その通りかもしれません。

「とはいえ敗北であることは認めねばならない。だからこそ綿密に分析して、録画したビデオを何度も見直してみる。どんなミスを犯し、チリの選手たちとはどんな違い、どんな差があったのか。

 すでに何人かの選手たちは、冷静かつ着実に分析を始めているだろう。そして常にキャビアのある生活を送れるわけではないことを十分に理解しているだろう。

 今は多くの若者たちがそういったところに影響を受けている。彼らは進化の真っ只中にある。彼らをまっすぐに育てる。それだけのことだ。

 日本のサッカーはすでに大きく進歩した。人々は喜んでスタジアムに出かけ、スタンドは常に人で埋め尽くされている。それ以上の素晴らしい環境は望むべくもない。自分がどんな環境、どんな状況の中でプレーしているかは忘れるべきではない。

 いくつかの試合では特定の選手が個の力で試合を決める。今、優れたチームは個の優れた選手が補強されている。というのもヨーロッパのほぼすべてのチームが、彼らの力に多かれ少なかれ頼っている。

 それは言い換えればフィジカルへの依存であり、大きな才能に溢れた選手たちに依存している。大きな才能を持ち、ひとりで試合を決められる選手たちだ。かつてのメッシがそうであったように。今、彼の力はそこまでではない。だが次の人材を見出すまでにさしたる時間はかからないだろう」

シンプルなことこそ実践は難しい。

――コパに臨んでいる日本の若い選手たちは、大会を通じてどこまで進歩していくのでしょうか?

「どんなスポーツにしろ進歩を望むのであれば、最初はシンプルなことから始める。サッカーにとってシンプルなものとはフィジカルだ。ボールコントロールも言葉にすれば簡単だが、実践するとなると難しい。ディテール自体はシンプルでも、その実践は本当に難しいからだ。

 試合では結果を求める相手がいて、彼らもまた常に勝ちを求めている。その現実に慣れなければならない。負けてしまったら頭を垂れてピッチを去る。それだけだ」

困難な時ほど冷静かつ客観的に。

「思うに少し離れたところから冷静かつ客観的にものごとを見るべきだ。よりシンプルに。シンプルなことこそ実践が最も難しい。前に歩みを進めるためには、ときには一時的に後退しなければならないときもある。

 ところで、君は元気なのか?」

――私ですか。まあ元気です。

「それは良かった。話は戻るが、シビアな現実も認めるべきだ。日本よりも優れたチームがあることを。それだけだ。そこから分析を始める。戦術や技術で困難な状況を迎えたら、冷静かつ客観的に観察し分析する」

――しかし若いチームなので、進歩も早いと思います。

「妻が代わりたがっている」

――そうですか。わかりました(笑)。メルシー、イバン。

text by 田村修一 Shuichi Tamura

Number Web 2019/06/20 18:00
https://number.bunshun.jp/articles/-/839760

 

19 :2019/06/20(木) 19:47:28.78

アジア人がそれやったら中国代表みたいになる

 

23 :2019/06/20(木) 19:49:03.51

酒井のサイズが基準になるべき

 

26 :2019/06/20(木) 19:50:18.76

探すべきは第二の巻

 

29 :2019/06/20(木) 19:50:47.91

まぁその通りだわな身体の大きさがある程度ないと前線の選手は得に

 

34 :2019/06/20(木) 19:51:52.51

体が強くて技術があるという時点で希少種だぞ
そんなやつ探してもまずおらん

 

40 :2019/06/20(木) 19:52:39.78

冨安みたいなのは希少すぎるから諦めろ

 

46 :2019/06/20(木) 19:53:31.01

チビでも豆タンクみたいな体型じゃないと

 

55 :2019/06/20(木) 19:54:59.58

そら、大きくて上手い奴が理想だろうけど
そんなの滅多におらんやん

 

60 :2019/06/20(木) 19:56:40.52

大迫をもっとガチムチにしたような奴いねーのか

 

61 :2019/06/20(木) 19:56:41.51

韓国は平均185くらいで惨敗してたけど

 

70 :2019/06/20(木) 19:57:38.67

いるなら苦労しない

 

75 :2019/06/20(木) 19:58:00.69

ポグバ191cm
ゴレツカ189cm
デレアリ188cm

まずこれくらいの高さだと日本ではMFはやらないしな

 

81 :2019/06/20(木) 19:58:31.50

>>75
板倉とか伊藤とか若い世代には出てきてるね
これからだろうな

 

93 :2019/06/20(木) 19:59:54.40

中島に不満だからこんなこと言ったような気がする

 

142 :2019/06/20(木) 20:07:14.98

結局ジーコの結論に帰結していくんだなw

 

117 :2019/06/20(木) 20:04:04.96

サッカーは体格じゃないよオシムさん
スペインみたいパスサッカーすればいい
イニエスタ170プジョル178でW杯優勝したからな

 

156 :2019/06/20(木) 20:08:49.18

>>117
2014ドイツ様「小さい奴らがあれやって優勝ならでかくて強い俺らがやったら最強じゃね??」

 

191 :2019/06/20(木) 20:13:27.91

チビすぎるとコーナーキックとかで役に立たないからな
セットプレーに弱いってのが痛えわ
ワールドカップとかでもセットプレーから点入ることが多いし

 

210 :2019/06/20(木) 20:16:01.92

後半5分にビダルを久保がまた抜きしたと
大騒ぎしてたやつ息してるか?

 

227 :2019/06/20(木) 20:18:25.52

杉本みたいな選手か

 

231 :2019/06/20(木) 20:19:59.21

>>227
技術が優れてない件w

 

234 :2019/06/20(木) 20:20:18.72

チリだって前線はでかくないからなw
体の大きさというならその通りだけど、相手平均30歳、日本は20歳
そら子供と大人と感じるわなw

 

269 :2019/06/20(木) 20:24:46.24

子供の年代ではわりと小さくてテクニックある子よりデカイわりに足下もあるような子のほうがトレセンとか選ばれるようになってるらしいね

 

314 :2019/06/20(木) 20:30:10.00

中井くんのことか?

 

325 :2019/06/20(木) 20:31:12.82

>>314
中井とか小さいときからずっと体幹トレーニングしてきてるし
このままいったら185cmで技術ある中盤の選手が誕生してしまうな

 

413 :2019/06/20(木) 20:42:56.19

センターラインはだいたいどこもでかいもんな今のトップクラブ

 

428 :2019/06/20(木) 20:45:02.83

岡崎174
前田173
久保173
安倍171
渡辺165
伊藤163
三好167
中島167
柴崎175
日本代表はこっから3cmはサバよんでるから
やっぱ小さいの多すぎるで

 

438 :2019/06/20(木) 20:46:35.35

チビでもいいから、もっと筋肉付けろ

ラグビーのバックス程度の体格はトレーニングで何とかなるだろ

 

http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1561027374/

コメント

  1. 匿名 より:

    本田の後継者が欲しいね
    背が低くてもヒデなら文句ない
    結局日本代表には強さが常に不足してるから、そこを補強しつつ、ほかで足引っ張らない選手が一番欲しい選手

  2. 匿名 より:

    日本の場合まず消去法的な所がある
    身長が絶対必要なポジションにデカい奴あてはめていく感じの
    バスケなんかでもそう

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